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捨てられた異世界転生者  作者: 猫だるま
転生と転異 其々の始まり
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やり過ぎ女神様のてん末

 新しい朝が来た!希望の朝…… 。



爽やかな目覚めが、良く眠れた事を物語っている。

周りのチビ達を起こそうと思い周りを見たら誰もいない!


「げっ!マジで!誰もいない! 」慌てて着替えて階段を降りようとしたら階段を5つ飛ばしでジャンプした!


『わぁ〜っ!』おっとっとっとぉーっ……。『ふぅ〜っ』何とか無事に着地できた!一安心だ!

 ジャンプ自体は空中でのバランスも問題なかったが、着地点の床か耐えきれるのかが、心配だったので良かった。


『おっ!ポト朝寝坊かぁ〜?』1つ年上のマーク兄ちゃんが誂う様にニヤっとしながら顔を向ける。


『ポト兄ィたん!おねぼーしゃんですねぇー!』何時も起こす時にグズるチビ達までケラケラと笑って囃し立てる…


『あらっ!ポトが朝起きられなかったなんて珍しいわねぇ〜!まだ、本調子じゃないんじゃない!無理しちゃ駄目よ!』


「マリア姉ちゃんの優しさがイタイ!」


『あははっ!他の子達じゃ〜あーは言って貰えんだろねぇ〜!何てったってっ、早起きに関しちゃーここいらのニワトリが先かポトが先かって話しだからねぇ〜がははっ』とカルナおばちゃんが笑い飛ばす!



 其処へ爺ちゃん先生が現れて告げる!


『珍しくは在るが、チビ達に示しがつかんからな!罰は罰じゃ今日の薪拾いはポトじゃぞぉ!よいな!』




 午前の掃除の後、爺さん先生の言付けどおり森へ薪拾いに出かけた…… 。


『よし!こんなもんかっ』…薪を担いで帰ろうとした時、大きな木の暗がりに秋茸を発見!「スープに入れると美味しいんだよねぇ〜チビ達も大好きだし、よし!採ってくかぁ〜…」 


見えた先に手を伸ばすが手前の大きな倒木が邪魔で届かない…『邪魔だなぁ〜!あと少し動いたら採れるのにぃ〜!』歯痒さから自分の背丈近くある倒木を動かそうと持ち上げる、次の瞬間!『ゴロン!ゴロン!ドスーン!』大木が2回転して落ちた…



『えぇ〜何じゃそりゃ〜っ!』元々転生者特典としても転生前の職業柄でも他の子供達より色々な面でズバ抜けてる気はしてたので加減には気を付けてたんだけど、今朝の階段の件といい俺の身体が大変な事になってる!……。


 秋茸をカゴに入れ考えながら歩いていると、野球ボールより少し小さい丸い石を見つけた……徐に石を掴み10メートル位先の崖の大岩に6割程度の力で投げてみた…… 


次の瞬間『びゅーん』『パァーン』二刀流にも負けない速さの石が大岩に当たって飛散した……


『やっぱ変だわぁ〜!大岩エグれてるし!』ふと思い出し、以前一度だけ使った事の有る、転生者特典の“スキル鑑定”をかける事にした……


「以前見た時はHPはそこそこだったけと、後は白魔法がLv.1ってショボくって転生者特典のアイテムBOXが使えるだけかぁ〜とか思ってたんだよねぇ!」

思い出し笑いしながら鑑定することにした……



『スキル鑑定!』「お!レベル少し上がってるって これミラー表示だった!ボタンを押してっと!… 」 



『……………えっ? …………Oh女神ガイア……』





 俺の脳裏にはおデコに手をあてウィンクしながら舌を可愛く出したテヘ・ペロポーズの絶世の美女女神の姿がはっきりと浮かぶのであった。





登場人物紹介

 主人公〘転生前〙:三笘賢治 享年32歳

※東部方面隊 第1師団 練馬駐屯地所属

2等陸曹(レンジャーの資格者)

補足:銃剣道2段 合気道3段

小学から中学まで剣道(2段)と空手(2段)を習い、高校生からは格闘技好きの父親の影響で総合格闘技へ通う、経済的負担をかけない為進学を諦め戦う仕事として自衛隊に入隊する。

母親を12歳の時に亡くし、7つ下の弟の面倒と父親の負担を軽くする為に家事も行っていたおかげで料理は特技と胸を張れるレベルである。


主人公〘転生後〙:ポト 10歳 (享年同じ)

補足:ルト公国の端にあるコルネ村の孤児院に住んでいる、家族はポトが9歳の時に流行り病にかかり父親・母親・赤子の妹の3人を亡くす。

その後、本当の孤児となり今に至る。

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