表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
捨てられた異世界転生者  作者: 猫だるま
勇者救出!〜ストナ皇教国編〜
58/61

草笛女史の脱出計画案

 セグリーが持ち帰った手紙を読んで草笛女史もまた驚いていた!…


「日本へ帰れる扉って誰か開いたんだろう?…でも今はいいわァ!何とかして神殿から秘密裏に直ぐには見付からない脱出方法を考えなくっちゃ!…」草笛女史は決意も新たに指示どおりに手紙を燃やすので在った…


『我が愛しの姫様のご機嫌は如何ですかな?』とガマ蛙の教皇が草笛女史の部屋に現れる…


『とても穏やかで在りますわ!…』草笛女史が満面の笑顔で応えた…


『其れは何より!…先日は訓練でエルフを倒す活躍だったとか?…御使い様たる姫には我輩の妻として隣りで我輩を守って貰いたいと思っておりますよ!』とイヤらしい笑顔でガマ教皇が話した…


『それも悪くは在りませんね?…教皇様とは2人きりで今後のお話しが出来たら?…とは思っておりましたから!…』と草笛女史が返すと…


『エヘヘへっ…其れは良いですなァ〜!…下働きの者達に命じて場を作る様に言いましょう!』とスケベ全開で教皇は上機嫌で応えた…


 草笛女史は賭けに出ていた!…自身が動く事で相手の油断を作り!其処から逃げ出す隙を見つけたいと…教皇と2人になるのは危険では在るが隙を作るなら教皇の命令が一番確実で在ると考えていた…


「まずは商会に手紙を書いて作戦を知らせないといけないわね!…」そう考える草笛女史で在った…


『ザイルからの手紙は何て書いてあったんっㇲかぁ〜?』三塚三曹が斎藤三曹に聞く…


『王国は無事に勇者と会えたらしい!…帝国も会えた様だが?…アッチは多少トラブルを抱えてる様だな?…ウチが一番遅れてると心配していたが!偶然とは云えコンタクトは取れる様になったから…コレからだ!』と斎藤三曹が笑顔で応えた…


『ザイルへの報告には定期便馬車を次の便が着くまで皇教国に止めて24時間脱出に備えると書きましたが良かったですか?』と福島刑事が聞く…


『大丈夫です!…後は入荷する品ですが…精力剤を増量する様にと加えて書き足して下さい!』と斎藤三曹が応えた…


 皇教国では当初…宗教国家なので食料品中心で石鹸以外の美容品や酒類にタバコ等の嗜好品や精力剤などは贅沢品なので売れないだろう?と多くは仕入れていなかったが…内情が分かった現在は生臭坊主達に好まれると分かり送られる様になっていた…


『コン!コン!…』ドアをノックする音に反応して三塚三曹が扉を開けると…


『セグリーです!…御使い様より御手紙を言付かって来ました!』と姿を消したセグリーが話す…


三塚三曹が中に招き入れるとセグリーは懐から言付かった手紙を出して机の上に置いた…


手紙を開け内容を確認した斎藤三曹が口を開く…


『危険では無いか?…確かに男女の色恋沙汰なら隙は出来るだろうが…草笛さんに万が一が在れば彼女の親御さんに合わせる顔がないぞォ!』と斎藤三曹が心配顔で云う…


『念の為!…私が姿を消して離れる事無く同行して…もしもの時は命を賭けて御守りする覚悟はしております!…』とセグリーが返した…


 渋い顔の3人で在ったが他に替わる安全な代案が無い現状では草笛女史の作戦に乗る他に無かった…


斎藤三曹は出発前に三笘曹長ポトから渡されてたエリクサーの瓶を戸棚より出してセグリーに渡した…


『ソレは俺達の協力者から…もしもの時に!と渡されたエリクサーだ!…魔法師ならばどの様な物か?は説明しなくても分るだろ?…いざとなったら躊躇わず活用してくれて構わない!…』斎藤三曹が頷きながら話した…


『伝説のエリクサーですか?…貴方方の協力者とは神様なのでしょうか?』セグリーは驚きながら問う…


『クックック…まぁ〜アイツの世界じゃそう呼ばれてるから間違いではないが…崇める様な奴では無いが気のいいヤツだよ!…』と笑いながら斎藤三曹は応えた…


 セグリーは渡されたエリクサーを懐に仕舞うと3人に暇を告げで帰って行った…


 セグリーが訪れた翌日…1人の教会関係者と思われる出で立ちの者が偉そうな態度で話す…


『各教会に精力剤を献上した商会はそなた達で間違いないか?』と聞く…


『確かに!お布施の際に献上したのは当商会です!』斎藤三曹が応える…


『我は女神アテナ様の申し子たる教皇様に仕える上級神官で在る!…喜ぶが良い!この度教皇様より直々のご命令が有り!そなた達が持ち込んだ精力剤と珍しい酒を神への供物として御所望なされた!…謹んで神への供物を献上するが良い!』と神官が話した…


『賜りました!後日…商品を揃えて神殿にお届けに上がります!』と斎藤三曹が応えると…


『いや!…後日コチラから取りに来てやるので有り難く渡すが良い!…あとお布施も忘れるで無いぞォ!』とぞんざいな態度で神官は話して出て行った…


『何んㇲか?アノ態度…タダで商品と金を寄越せ!って言うクセに取りに来てやるから有り難く思えってジャイ○ンか?っつーの!』と三塚三曹が憤る…


『所詮は生臭坊主の親玉だからなァ!蜜に群がるアリと変わらんさァ…』と福島刑事も呆れ顔で続いた…


 呆れる3人では在ったが草笛女史による脱走劇の日は着々と近づいているので在った…







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ