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捨てられた異世界転生者  作者: 猫だるま
勇者救出!〜ストナ皇教国編〜
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三塚三曹の当たりクジ

 ストナ皇教国の教都では中々上手く神殿に入る方法が見つからず!トーラス商会の3人は苦戦していた…


『秘密主義な宗教国家ですが!何かのキッカケが在れば潜り込めるのですが?…ガードはかなり硬いですねェ!…』斎藤三曹が頭を横に振って話す…


『可怪しいですよねェ?…教会などはザルの様に緩々なのに!中央神殿だけは極端に厳重でマーレ商会ですら一度も式典以外では入った事が無いそうですから!…何か知られたく無い秘密が隠れてそうです!…』と福島刑事も続いた…


『こんな狂った国の秘密とかどうだってイイっㇲが!…勇者に近づけないのはイタいっㇲよねぇ〜!…』と三塚三曹も話した…


 皇教国が隠さねばならぬ秘密は教皇の本当の容姿で在り!教会関係者でも高位の者しか知らぬ最重要機密で在ったのだった…しかしソノ厳重さが皮肉にも勇者を守り捜索隊を悩ませる事になってるのは不運でしかなかった…


『あぁ~っ!…』草笛女史の放った魔法でエルフの魔法師が腕を押えて蹲る…


『さぁ〜っ!御使い様…トドメを刺すのです!』と人間の魔法師長が叫ぶ…


『出来る訳ないでしょ?…たかが訓練で命を奪う何て人として最低じゃん!…』草笛女史が魔法師長に言い放つ…


『何と情けない!…人では無い!たかがエルフ一匹も始末出来ないとは?……もう今日はコレまでです!…』と怒って魔法師長達人間が出て行った…


残った草笛女史は傷ついた右腕を押さえて蹲るエルフに『ゴメンねェ!…傷つけるつもりは無かったんだけど…意地になっちゃって!』と謝って聖魔法でキズを癒した…


『御使い様?…いけません!我らエルフに御使い様が癒しを与えたと魔法師長に知られたら御使い様が怒られてしまいます!…』とエルフの魔法師が慌てる…


『怒って勝手に出て行ったんだからイイじゃん!…カルシウム不足か?っつうのォ!…』と草笛女史が応えた…


エルフが治った腕を押さえるのを止めて立ち上がると『カランコロン…』と音がして従属の腕輪が転げ落ちた…


『あっアノ変な腕輪取れたねェ?…貴女自由になれるんじゃない?…』と草笛女史が問う…


『自由になってもエルフが1人ではこの国では逃げ様が在りません!…』とエルフの女性が哀しげな顔で俯向いた…


『だったらさぁ!…アタシが一緒に逃げてあげるから2人で王国に向かいましょ?』と笑顔で草笛女史が話した…


『そんな事をしたら御使い様がヒドイ目に遭わされますよ?…』と慌てるエルフに…


『大丈夫!…アタシ勇者だから他の大国に対抗出来なくなるから処分出来ないの!…寧ろ残ってた場合!…あのスケベなガマ蛙にアタシの身体が危険なのよ!』と自身の両肩を抱いて震える様な仕草で草笛女史が話した…


『しかし魔法が使えるとしても!か弱き女性2人では逃げるのは困難では在りませんか?』とエルフが問う…


『だから…アタシが魔法で貴女の姿を消してあげるから貴女は怪我の療養中って事にして街に出て協力出来そうな人を探してみてよ!…無理そうなら…また違う手をその時に考えましょ?』と草笛女史が笑って応えた…


 エルフは考えた!…どの道コノ国ではエルフは消耗品でしか無い!使い潰され用が出来なくなれば処分される身ならば万が一に賭けて失敗して処分されるのも同じで在ると…可能性に賭けるのも悪い話では無いと…


『分かりました!どおせ使い潰される身ならば…御使い様の可能性に賭けたいと思います!ダメ元で街で協力者を探してみます!』とエルフが応えた…


 教都の市中で三塚三曹は担当の商会と市中の屋台や店屋で雑談しながら情報収集に努めていた…


『ウチは諸国連合の小国から来た新参者だから何とか中央神殿と繋がりを作って!この国に根を張りたいと思っているんㇲが…中々挨拶だけでも?と思っても敷居が高くって叶わないんっㇲよォ〜!…』と三塚三曹が話す…


『馬鹿だねぇ!…中央神殿何て!…教皇様を守る為には厳重なのは当たり前で他国のアンタは知らないんだろうけど!滅多な事じゃないと中央神殿への挨拶何か叶わないよォ!』と屋台の女将さんが呆れて応えた…


『いや〜!教皇様とかは恐れ多いですが…出入り出来る高位の何方か?と繋がりが欲しいんっㇲよねェ~!』と三塚三曹が返した…


『まぁ〜気長に長年!神様へのお布施を沢山してたら叶うかも知れないねェ〜?』と女将さんは呆れ顔で応えた…


「今日も当たり無しかァ〜」と思いながらトボトボと歩く三塚三曹に背後から声が掛けられた…


『もし?…』三塚が振り返るが誰も居ない!…


『もし?…貴方は他国から来た商人さんですか?』誰も居ない処から声だけが聞こえる…


「ヤバいっㇲ!…ホラーっㇲよォ~!ホラー!…オレお化けは苦手何んっㇲ!」と思いながらも三塚三曹は口を開く…


『すっ姿がみっ見えないんっㇲが?あっアナタはだっ誰ですか?…』と焦りながら問う…


『すみません!…事情が有り魔法で姿を消してる魔法師ですが!貴方が先程話されてた中央神殿に出入りする高位の方に心当たりが有る者です!…』と魔法で姿を消したエルフが応えた…


『取り敢えず詳しく話しを聞きたいので!オレの後に付いて来て貰ってイイっㇲかァ?』と話して商会へと向う2人で在った…








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