狂信国家ストナ
本日からはストナ皇教国編です!
穏やか…でも!どこか作られた様な笑顔が溢れ!決して楽ではない筈の暮らしの中では…そんな笑顔が逆に気持ちの悪い何かに取り憑かれた異様なモノに見えた…
ここ皇教国は貧しく大変で有っても女神アテナを賛美する民達が気持ち悪い!…「教皇様の教えの元に!」と金太郎飴か?と思える程に全員が同じ答えや称賛を言う…只々気持ち悪い国家で在った…
救出作戦の為にこの国に来ていた三塚三曹と斎藤三曹に福島刑事の3人は異様な教都で商会の仕事をしながら情報の収集に日々あたっていた…
『南の教会を名乗る者が来て…「西の教会にお布施して我が教会に貢献せぬのは神の逆鱗に触れる行いぞォ!」と…早い話しが“金寄越せ”と言って来ましたが…どうしましょうか?…』と疲れた顔で斎藤三曹が問う…
『金に汚い生臭坊主達ですから!遅かれ早かれ他の2つも来るでしょう?…』と福島刑事が応えて頭を横に振った…
『あの人達!…普段は「慎ましやかに暮らす事こそが神の使徒足る我が皇教国の民の役割…」とか説法してるクセに金に強欲っㇲよねぇ?』と三塚三曹が続いた…
この国の教都は中央の総本山を中心に東西南北に教会が在り…其々が派閥の様に中央への貢献度を我先にと競い合っていた!民達は当然の義務として!なけなしの金を近くの教会にお布施として吸い取られ…生活苦から拒む民は“悪魔憑き”として断罪され姿を消すのが日常で在った…
『ある意味!…日本の隣りに在る独裁国家と同じ感じっㇲよねぇ?…』と三塚三曹が苦笑いする…
『寧ろ信仰心でカモフラージュしてる分此方の方がタチが悪いぞォ!…』と斎藤三曹が嫌な顔で返した…
『神の御使い様(勇者草笛)は中央で魔法師達から魔法の訓練を受けてる様です!…』とマーレ商会で聞いて来た福島刑事が話した…
『手紙では他の2大国の捜索隊もコンタクトには苦労してる様だからなァ!…我々もソコを早く何とかしないといけませんねェ!…』と斎藤三曹が応えた…
中央では神の御使い様こと草笛女史が人間の魔法師達の教えの元でエルフの半奴隷の魔法師達を相手に魔法の訓練を受けていた…
『ウォーターカッター!』『ファイヤーウォール!』
『ファイヤーボール!』『アイスウォール!』
『もう!…何で当たんないのよぉ〜!…』草笛女史が癇癪を起こす…
『御使い様!…集中力がキレてますよ!…相手はたかがエルフです!…集中して全力を躊躇せず与えても替えはおりますから…屠る気概で魔法を放つのです!…』人間の魔法師が言ってくる…
『インフェルノ!』『アイアンドーム!』
エルフの半奴隷の魔術師も生き残るのに必死なのだ!…従属の腕輪で命令に逆らう事が出来ず攻撃魔法は禁止されてる為…覚えてる魔法を魔力の続く限り使って命懸けで必死で在る!ゲーム感覚の延長の草笛女史とは覚悟が違うので在った…
『今日はこれ迄としましょう!…御使い様は魔法の発動を戸惑う事無く早く撃てる様に練習を続けて行います!躊躇いや恐れを無くす様にして下さい!…』と人間の魔法師長が話し訓練は終了した…
「戸惑うなって簡単に言わないでよ!人殺しとか平和な日本人に出来る訳ないじゃん!」と思いながら訓練場を後にする草笛女史で在った…
『御使い様!…ご機嫌は如何ですかな?…』草笛女史の元にイヤらしい笑顔と目線で話し掛けて部屋に入って来た男こそ…この国の頂点足る教皇ガブリエルで在る!ガマ蛙の様な肥った脂ぎった容姿の男で…女好きで強欲な性格は神に仕える者とはかけ離れていたが…国民達の前に出る際は魔法のマントを羽織る事で!見た者達がイメージしてる教皇の姿に見える様にしていたので在った…
『御使い様には早く世界の平定を叶えて頂き!元の世界への扉を開く為に頑張って貰わなければなりません!…ただ!個人的には帰還せずに我輩の第一夫人としてコノ世界に残って欲しいと思っておりますがなァ?…』とイヤらしい目で笑った…
『努力致します!…』とお淑やかな笑顔を作って応える草笛女史に満足げに頷きながら教皇が出て行った…
「うぇ〜っ!…ガマ蛙キモ!…BLならまだ許せるけど女好きとか滅べキモ蛙!…そのまま膨れて破裂して消し散れエロ蛙!…」と心の中で叫ぶ草笛女史で在った…
召喚された時…マントを羽織った教皇を見た草笛女史は腐女子魂で教皇と神父とのBL妄想全開だっただけに…マントを脱いだギャップに落胆すると共に女好きを全面に出す教皇に身の危険を感じ…隙あらば逃げ出したいと思っているので在った…
『誰か私を助けてくれないかなぁ?…隣りの王国まで逃げれたら何とかなる気がするんだけどなァ〜?…』独り言を呟きながら途方に暮れる草笛女史で在った…
教都内で救出隊の3人は教皇が住み勇者草笛が居る中央神殿に繋がりが有り行くきっかけを作れる相手を探す為に様々な情報を集めたり…主だった商会に顔繋ぎして機会を探っている!信仰国家では王国の様に貴族に…とは行かず各教会も簡単にはいかない為に行き詰まりながらも打開策を探って今日も駆けずり回るので在った…




