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捨てられた異世界転生者  作者: 猫だるま
勇者救出!〜王国捜索隊編〜
54/61

勇者救出作戦…任務完了

 王国のトーラス商会の支店では新たに荷物の運び入れや荷解きに商品の詰め替え作業に10人の者が雇われて作業中だ!…作業員の中には人拐いの被害者で王国に残る選択をした5人が含まれていた…


『アレ?…ハラダさんは何処か旅に出られるので?…』と作業員が問う…


『あぁ!…里帰りも含めて碧之国に買い付けに向かうのだよ!…』と原田一曹が応えた…


『俺達が見送りに南の港まで一緒に行くから悪いが留守を頼むよ!…』と清水刑事が話すと作業員達が頷いて3人を見送った…


 いよいよ今日は作戦の実行日だ!…勇者山本には事前のご用聞きで落ち合う場所と目印を手書きの地図と一緒に筆談で説明していたので向こうで3人は待つだけで在る!…偶然的トラブルが無い事を願いつつ出かける3人で在った…


『勇者様!…余り我々から離れぬ様にして下さい!…ここら辺からエアウルフ等が出るエリアですから気を抜かぬ様に願います!…』と騎士団の同行したリーダーが話す…


 勇者山本は「騎士達が邪魔だなァ~!」と思いつつトーラス商会の3人から不自然にならない様に…とか…焦って今日無理やり行動しなくても毎回準備するから一回だけに拘るな!…と何度となく云われてたので…冷静を心掛けチャンスを伺っていた…


『おい!気を付けろ…左奥にエアウルフだ!奴らは群れで行動するから他にもいるぞっ!油断するなよォ!…』とリーダーの騎士が怒鳴る…


剣を構える勇者に物陰から一匹のエアウルフが勇者に向かって飛びかかった!…


『うわ〜っ!…』飛びかかられ勇者山本が下りの草むらに転げ落ちる…


『勇者様!…』騎士が叫ぶが次々に飛びかかるエアウルフ達を捌くのに手一杯で勇者の元へは行けない…


転げ落ちた先でエアウルフを剥がそうともがく勇者!…次の瞬間『パスッ!』と気の抜けた音の後にエアウルフが覆い被さって動かなくなった…


『無事か?勇者山本!…』原田一曹が問う…


『大丈夫です!…驚いただけです!…』と応えて下から這い出てくる…


新手の魔物や追いかける騎士が居ない事を確認した後に原田一曹が現れた…


『よし!…じゃ〜俺の後について来い!…』と話して奥に先行し勇者は後を追った…


着いた先には他の2人が居て着替える様に言われて指示どおりに平民の衣装に着替えた…


『それじゃ〜後の事は頼みます!…』と話す原田一曹に促され!勇者山本は森を反対側に原田一曹と共に走り去って行った…


残された2人は勇者の装備品を最初に転げ落ちた場所から奥に向かって点在させながら偽装工作後に遠回りして商会へと帰るので在った…


『何!…勇者殿が魔物に襲われ行方不明だと!』大公は激高しながら話す…


『申し訳在りません!…エアウルフの集団に襲われて対応してるスキに襲いかかられて…対処後に直ぐ追いかけたのですが姿がなく…襲いかかったエアウルフの死体のみでした…』沈痛な面持ちでリーダーだった騎士が話す…


『で?…その後探したのか?…』大公が頭を押さえながら問う…


『当然探しましたが見つからず!…今も残った者達で捜索中です!…冒険者の話しではアノ辺りは稀にグリフォン等も出るらしく!近くに勇者様が授かってた王国の秘宝…聖剣デュランダルが落ちておりましたから…空から襲われた可能性も在るかと思われます!…』と騎士が応えた…


『騎士団に増援を頼み捜索を続行するのだ!後は騎士団全員に今回の件は貴族達を含めて他言無用と伝えろ!…私は陛下に顛末を報告して今後の対策を考える!…よいな!くれぐれも隙無く行動する様に!…』と大公が苦い顔で告げて立ち去った…


勇者失踪から3日が過ぎた…ご用聞きに行ったトンプソン伯爵家で「勇者が体調を崩して学院を休んでいる!」と聞かされた… 


『王宮は勇者が居なくなった事を徹底して隠すつもりみたいですね?…』元木刑事が話す…


『公爵家にご用聞きに行った際も「勇者様の具合が心配だ!早く治ると良いが?…」と公爵本人が話してたからなぁ!…貴族にも話して無い可能性は高いと思う!…』と清水刑事が返した…


『旧軍閥派や警備隊でも知らぬ存ぜぬで不自然にしらを切る素振りでしたから!…箝口令が敷かれてる可能性は高いのでしょう?…』と元木刑事が続けた…


 騎士団による捜索で装備品の発見は有ったが勇者の発見には至らずグリフォンに連れ去られたとの結論で隠密でAランク冒険者と騎士団の少数精鋭が合同で捜索に出かけるので在った…


『後3日でザイルに着くから今は体力維持に努めて休んどけ!…』原田一曹が勇者山本に言う…


 2人は王国国境近くの村でトーラス商会の定期便馬車と落ち合い!国外に出る希望の人攫い被害者に紛れて乗っていた…


『この人達は?…』尋ねる勇者に…


『お前さんと同じ悪党どもに拐われた被害者達だ!…以前話したココとは違う安全で豊かな別の異世界に移住するんだ!…』と原田一曹が説明した…


 3日後…無事にザイルの街のトーラス商会に着いた勇者山本達は別の捜索隊と久しぶりに再会する…別の捜索隊と一緒には皇教国に召喚されてた女性勇者の草笛氏の姿も在った…原田一曹を見つけた三塚三曹が笑顔で話してきた…


『原田先輩…大変だったっㇲよ〜!…皇教国は頭のイカレた奴らばっかで!自分が変になるんじゃないか?…と心配だったんっㇲよォ〜!…』と三塚三曹が話す…


『大丈夫だ!元から悪くなる頭が無いんだからお前には影響ないだろ?…』と原田一曹が真顔で応えた…


『ヒド!…原田先輩も斎藤先輩と同じ位酷いですよ!…パワハラっㇲよォ!…』と三塚三曹が剥れた…


『帝国の勇者はまだですか?…』問う原田一曹に…


『アチラは多少トラブルが有ってな!三笘曹長ポトが解決する為に昨日向かったよ!』と中島三尉が話した…


 捜索隊による救出作戦は一部トラブルは有ったが計画が発覚する事無く無事に任務完了するので在った…







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