閑話休題…日本との国交樹立の為に
ザイルの街のトーラス商会では会長のロバートと一緒にザイルの領主たるハマド侯爵が日本国からの使節団を迎え入れていた…
日本からは遠藤外務大臣を始め外務省の役人や経済産業省の役人に商社の責任者が顔を揃え…警護として中島三尉達と応援の陸自隊員に警視庁のSPが詰めかけていた…
『使節団の皆様に於かれましては!…日本の宰相様と我が国の公王陛下との会談実現の為にご足労頂き感謝申し上げます!…』と領主が代表して挨拶をした…
『多大なるご尽力と歓迎に日本国を代表しまして御礼申し上げます!』と笑顔で代表の遠藤外務大臣が応え!領主と握手した…
会談実現までの間に中島三尉達と商社の調査員によるコノ世界の調査が進められており!…氷湖の黒き氷(石油)以外にも諸国連合国の1つゼノビア国と3大国との境に在る死海と呼ばれる内海はコレまたコチラの世界では使い道の無い天然ガスの海で在る事が判明しており…ルト公国でも採れるミスリル鉱石は熱にも強く伝導率も高くコバルトやニッケル等に替わるレアアースとしても活用できる事が研究所の実験で判明していた…
ポトの中の世界と合わせてコノ世界との繋がりは永年食料も含めた資源輸入国で在った日本を自前で殆どを賄える米国以上の自給力大国に変えうる大チャンスで在る!…国家の生々ならぬ希望が伺えるモノで在った…
使節団と領主達は日本からの護衛と領の騎士団の合同護衛隊に守られながら王都ルトニアを目指して旅立った…日本からは機動戦闘車3両をポト氏に願ってコチラに出していた!…乗込み型の鋼鉄の馬に驚愕する騎士団で在ったが同じ仲間で在るが故に落ち着くのも直ぐで…共に油断なく進んで行った…
使節団による公王への表敬訪問は問題も無く恙無く終了し来月の日本の宰相様の来訪の約束を土産に使節団は日本へと戻った…
領主の館では領主とトーラス商会会長のロバートに騎士団の隊長が先日の日本国の鉄の馬について話していた…
『しかし!…乗込み型の鉄の馬には驚きましたなぁ〜!…』と隊長が話す…
『アレはアチラの世界では車と呼ばれる乗り物の戦闘用に強化されたモノらしいです!…車は馬車よりも遥かに速く揺れなどの乘り心地はとても快適でアチラの世界の技術の高さは驚くしか在りません!…』とロバートが話す…
『アレで我が国を守る事が出来るのならば帝国も怖くは無いなぁ!…』と領主が笑う…
『アレ以外にも空を飛ぶ乗り込み型の鉄の大鳥も有るそうです!…』とロバートが話すと更に驚く2人で在った…
『取り引きをしてるロバートも同じで在ろうが様々な日本より入る良質の品々は価格も安く今や我が領内では無くてはならないモノばかりだからなぁ!必ず国交を結び成功させねばなるまい!…』と領主が頷く…2人も同意と頷いていると領主が…
『今回の一番の功労者で在るポト少年は…まだ会う事が出来ぬか?…石鹸工場の雇用や馬車や護衛の仕事にと領内での貢献は計り知れない程で礼の一つは領主として伝えたいのだが?…』とロバートへ問う…
『ポトさんは賢い方ですが自由人ですから!…余り堅苦しい場は望まないのです!…いっそ領主様が平民の格好で変装してコルネ村の屋台に一緒に向かいますか?…』と笑うロバートに…
『其れも楽しそうで良いなぁ!…』とニヤリと笑って呟く領主で在った…
コルネ村でも目に見えない変化として…ポトの中の世界の事やポト本人が異世界よりの転生者で女神様より能力を授かった事を孤児院長のザナディルや世話役のマリアに薬師の師匠たるグルミナ師匠に話しをしてポトの中の世界を実際に見て貰った事だ!…3人は豊かで進んだ文化のポトの世界には驚いていたが孤児院の皆んなについては「子供達には適切な時に説明する!」と云う院長のザナディルに一任する事となった…
ザイルの街で日本国との交流が進む時…オルムド王国の3人は落ち着いた日常の中で勇者救出計画に向けた準備を着々と進めていた…
『今日トンプソン伯爵夫人にご用聞きに行って聞いた話しでは…ロックランド侯爵以外に4人の伯爵家が代替わりして貴族派はランドルフ侯爵が中心となり纏め!大公様と会談を設けた結果…国王への恭順を示し分かれてた派閥は1つに纏まる方向で進む様です!…』と原田一曹が話す…
『私は王宮に勇者山本を訪ねて筆談して来ましたが…週を追う事に進める範囲は広がっているそうです!…一月後頃に状況を見定め焦る事なく計画を実行する様に説明して来ました…』と清水刑事も話した…
『私はマルクス商会に行って打ち合わせして来ましたが…ドナルド商会と繋がりの在った商会2つが新たにお取り潰しになる様です!…人拐いや偽造硬貨なとの犯罪に加担してたとかで…』と元木刑事も続いた…
堕落していた王国内が1つに纏まる事で他の2大国に勇者が居なくなったとしても…遅れを取る事も無いだろう?と思う3人は勇者救出計画を成功させる為に日々駆けずり回り!情報の収集に明け暮れるので在った…




