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捨てられた異世界転生者  作者: 猫だるま
勇者救出!〜王国捜索隊編〜
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軍閥伯爵邸訪問

朝食にコーヒーとパンを噛りながら清水達捜索隊の3人は準備を進めていた…


『今日は伯爵家でしたねぇ!…』原田一曹が問う…


『マルクス商会の話しでは!この間の侯爵とは違う派閥の者で多少はマシな人物らしいがどうだろうなぁ〜?…』と元木刑事も懐疑的だ…


『軍閥派だったか?…何時の時代も平時だからこそリアリストなのは政治家より軍人と云う事なんだろうなぁ!…』と清水刑事は応えた…


今日の献上品にはミスリル鉱石と魔物の素材に赤竜のウロコ1枚を付けて渡すつもりだ…マルクス商会の者の話しでは大国間の緊張と防衛に軍閥派は危機感を持っていたが…昨日の侯爵が所属する貴族派は「危機を煽って国に金をせびる貧乏派閥…」と蔑んでいるらしい…この国の貴族は最大派閥の貴族派と次に多い中立的国王派そして今回会う伯爵の所属する軍閥派が最小派閥として在り…最大派閥と最小派閥は水と油で仲が悪く!国王派は間で右往左往しながら時勢に合わせて立ち位置を変える日和達で在った…


伯爵家には今日もマルクス商会の副会長が同行していた…

『待たせたなぁ!私が当家の主…ロビンソンだ…』と伯爵が云う…


『モーリス伯爵にお目通り頂け!光栄でございます!…私共はルト公国はザイルの街で商いをしております…トーラス商会の者で!私がコチラの王国での窓口となる清水と申します!…以後お見知りおきを…』と清水刑事が営業スマイルで挨拶を述べた…


『伯爵様!…本日はご挨拶の献上品としてトーラス商会の者達からミスリル鉱石と魔物の素材に赤竜のウロコ1枚をお持ちしたそうです!お納め下さい…』とマルクス商会の副会長が話した…


『貴重な品々の援助に感謝する!…そなた達も聞き及んでいるか?とは思うが…現在の我が王国は貴族派が好き勝手に遣りたい放題の状況で在る!…何か困った時は頼って良いぞォ!多少は力になる筈だ!…』と伯爵が笑顔で頷く…


『心強いお言葉…悼み入ります!其の節は宜しくお願いいたします!…』と清水刑事が応えた…


『しかし…ミスリル鉱石に大物の強き魔物の素材は希少なだけに軍では非常に助かる!…ルト公国は辺境の小国と蔑む者も多いが穫れる素材は希少だ!…此れからも良しなにしたいと思っているし!…献上品の赤竜のウロコは大公様にトーラス商会からの献上品としてお渡ししたいと思っている!…』と伯爵が話した…


其れからも話しは続き…その中で勇者山本の話しも出た!現在勇者は国王や大公に守られながら学院でこの世界の地理などや魔法と剣術の訓練に魔物に対する知識を学んでいるそうだが…日々貴族派閥が取り込もうと言い寄るのを国王達が防いでいるのが現状らしいが本人はコチラの世界に馴染めず苦しんでいる!との大公の話しだったそうだ…


私達は伯爵様にお暇を告げ後にした…


帰りにマルクス商会の副会長に先日ドナルド商会の会長が来た話しをすると…


『我々も商人です!…綺麗な事ばかりでは無く時には荒事や敵対国の商会との裏取り引きも行う場合も度々には有りますが!…唯一自由な王国で人攫いや奴隷に傭兵の売買だけは人として手を出しませんが…ドナルド商会は成り上がる為には犯罪にも手を染め手段を選ばない商会です!…噂話では帝国の犯罪者と一緒に偽造硬貨にも絡んでいる様ですので清水殿もお気を付け下さい…』と副会長が話した…


帰り着くと原田一曹が口を開く…

『伯爵は少しはマトモな話しや取り引きも出来そうで現段階では信用出来そうな人物で良かったですねぇ〜!…清水さん!…』と云う…


『腐った者達だけで無かった事に少しだけホッとしましたが勇者山本の件だけは早く何とかしたいですねぇ?清水刑事…』と元木刑事も続く…


『勇者救済は私も同意では在るが…事を急かして周りに警戒されたら仕損じる確率が上がるので…慎重かつ確実に行動出来る様に挨拶回りで名を売って信用を得ていくしか今はいかないでしょう?…』と清水刑事は応えた…


『でも先日の悪人ヅラ!…やはり関わり合いたくない者でしたねぇ!…どうしますか?』と原田一曹が問う…


『暫くは本国からの返事がまだ届かぬ!…で逸らしながら様子を見ましょう!…向こうのちょっかいや接触は流しつつ…マルクス商会と話して対策を探っていくしか無いでしょうねぇ?いざ戦う事になったら容赦しませんが!…』と清水刑事が応えた…


捜索隊には日本から政府や陸自を通して火器武器を持って来ていた…魔法が在る世界でどれ位の威力が有るかは不明だが?…体術と合わせれば一部の高位の戦士や魔術師でない限りは遅れを取らない自負が在った…


マルクス商会は利害関係での繋がりでしか無かったが…お互いに利が有る限りは信用は出来ると3人は思っていた!今は顔繋ぎの挨拶回りで名を売ると共に少しでも多くの情報を集めてソレを他の捜索隊やザイルの本拠地と共有するしか無い為…日々駆けずり回る日々で在った…

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