表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
捨てられた異世界転生者  作者: 猫だるま
勇者救出!〜王国捜索隊編〜
42/61

腐った王国の間者達

オルムンド王国の王都では清水刑事達捜索隊3名がマルクス商会の伝手で侯爵家に招かれていた…


『そなた達がルト公国のトーラス商会からわざわざ大国たる!…我がオルムド王国に出向いて来た者達か?…まぁ〜大国で色々商いするには其れなりの後ろ盾が必要と云うモノだ!…其の為の決まり事や礼儀は商人で在るならば!判っておろォ?…』と侯爵はイヤらしい笑顔で云う…


『ご挨拶までに!本日は黒竜のウロコを10枚殆どを侯爵様にお納め頂きたく持参しておりますので…今後とも良しなにお願い致します!』と代表で清水刑事が話した…


侯爵は笑顔で頷き口を開く…


『田舎の小国とは云え…流石は商人!礼儀と云うモノは心得ておる様だなぁ!…まぁ〜儂の後ろ盾が欲しいのは理解はするが?侯爵家の名は安いモノでは無いので心得る様にして…今後も励むがヨイ!…』と悪どい笑顔で話した…


挨拶後…マルクス商会の副商会長が話す…

『挨拶の品とは云え…黒竜のウロコとはトーラス商会の皆さんも思い切りましたねぇ〜!それも10枚もの数です!…侯爵様も平気な顔をしておりましたが…我らが去った今頃は小躍りして喜んでると思いますよ!』と副会長は苦笑いしながら説明した…


事前に話しには聞いていたが…コノ国の貴族は腐れきってる!おそらく今日渡したウロコも借金の返済としてマルクス商会等の有力商会に流れる事だろう?と清水刑事達は思っていた…

「次に会う時は金のむしんをしてくるかもな?」と考えるので在った…


捜索隊には協力者たる三笘氏ポトより潤沢な資金に数々の宝石に竜のウロコや牙に爪…まず市場には出ない竜の魔石までも持たされた!…挙げ句には「隊員のもしも…の時か資金不足の時の為に…」と伝説の品らしいエリクサーまで持たされた!…彼の協力には感謝しかないが…コノ国の腐った貴族に渡すのは複雑な気持ちで在った…


『ふぅ〜っ!…疲れましたねぇ?清水刑事…』と元木刑事が話す…


『しかし…アノ侯爵のイヤらしい笑顔!…テレビの時代劇の悪代官を地でいってる絵に描いた様な腐れっぷりでしたなぁ〜!…』と原田一曹が苦笑いした…


『イヤでは在りますがターゲットと接触するまでは我慢して付き合っていくしか無いですから堪え忍んでくしか無いでしょう!…』と清水刑事は頭を掻きむしった…


『後日は伯爵2名でしたねぇ?…アレよりは多少なりにマシだと良いのですが?…』と元木刑事が肩を竦めた…


愚痴を漏らしながら3人は取り引きの為にザイルの街のトーラス商会から届いた荷物を片付ける…トーラス商会からは様々な魔物の素材とミスリルの鉱石が定期的に入って来る!…ザイルの街が在るルト公国は田舎の小国では有るが出没する魔物は強く穫れる素材は大国では高値の付くモノばかりらしい!…荷物と一緒に届く手紙では暫く後には三笘氏ポトからの提供で希少なアダマンタイトの鉱石まで入ってくる予定だ…私利私欲の者達が寄ってくるには最高の撒き餌になりそうだ!と感謝するので在った…


漸く荷解きが終わろとしてる処に新たなネズミが訪ねて来た…


『トーラス商会のシミズさんとは何方でしょうか?』年配の小太りの男が云う…


『清水は私ですが…貴方は?…』私が問うと…


『コレは失礼!…私はドナルド商会の商会長をしておるドナルド・トランクだ!…商人なら我が商会の事は知っておろ?…何やらマルクス商会と取り引きをするらしいが?…余り良い噂のない処ですぞォ!…其れに後ろ盾を考えるなら我が商会とも取り引きするのがソチラの為ですぞォ!…田舎から来たばかりで色々知らぬ事と思い…親切心で教えに来た次第だが…どうかな?…』と悪どい笑顔で一方的に話した…


私は面倒なネズミに貼り付けた笑顔で応える…

『お話しは分かりました!…しかし私が一存で決められる案件では無いので手紙にて商会長に確認をしまして…後日ご挨拶にお伺いした折にご返事をさせて頂くと云う事で如何でしょうか?…』と慣れぬ営業スマイルで応えた…


ネズミは満足そうな顔で『商会長にはくれぐれも宜しく伝えてくれ!…』と言い残し出て行った…


『何か額に“悪”と付けてやりたいヤツでしたねぇ〜!』と原田一曹が云う…


『大方!借金の返済に黒竜のウロコを手にして欲を出して来たのだろうさぁ!…貴族も腐れきってるが!商人も同じ穴のムジナと云う事何だろうさぁ!…』と嫌な顔で清水刑事は応えた…


『まったく!……アンナのばっかりでは……此れから先が思いやられますねぇ〜!…』と元木刑事も苦い顔で話した…


大国と威張り!プライドだけは高い様だが…堕落しきった国内には帝国や皇教国と戦う気概も覚悟も無く!…いざ!戦いとなれば民を守る事もせず…貴族を先頭に商人達もが我先に逃げ出すのは明らかな腐った内情で在る…


勇者召喚も内情の悪さを他力本願で守ろうと云う無責任な思惑か多分に含まれてるので在った…





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ