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捨てられた異世界転生者  作者: 猫だるま
転生と転異 其々の始まり
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会議への参加

壁の前の家で俺は礼服を着て扉の前に立つ…

今日は東京で会議の日だ!場所は永田町の議員会館らしく!俺は中島三尉達と一緒に車で大手町から向う手筈だ…家には父さん達が何時ものごとく来てくれてたので事情を話して『まぁ〜父さん達はゆっくりしててよォ!』と笑って言うと…


『お前…変わる前より今の方が忙しいんじゃないのかァ?子供なのに…』と父さんが言い…

『余り無理だけはするなよォ!…』と気遣ってくれた…


俺は『有り難う!』と笑顔で答えると扉を潜って大手町の商社の1室へ出た…

『来たか…よし!全員揃ったから早速向うとしよう!』と中島三尉が話し車へと向かった…


議員会館の会議室には官僚と思しきスーツ姿の背広組達に混じって制服組の姿も有った…事務関連の人達も合わせると50名以上の大人数での会議になる様だ…


『では揃った様なので現在の状況の説明を中島三尉!…説明を頼む!』と見た顔…陸自の幕僚長が話すと『はっ!』と答えて中島三尉が説明をした…


『油田に未知の鉱物資源ですかぁ!…』と背広組の参加者が呟く…


『それで彼が現地の協力者の1人で資料によるとコチラで亡くなった後に記憶と意識を残したまま転生した少年と有りますが…正直に今だ異世界や転生とは…俄には信じられないのですが報告が有るのですから事実なのでしょう!…』と違う背広組参加者が漏らす…


『資料の2ページ目にサンプル採取した石油の成分解析の結果を載せてますが…品質は中東より現在来てるモノと比較しても遜色ないモノで埋蔵量はまだ未確定ですが中東以上か?と推察されます!…』と中島三尉の説明が続く…


『中東以上ですか!……コレは……』と漏らし全員が驚く…


『其れだけのモノを争いも無く安全に持ち込めるとしたら…他国に知られぬ様にしなければ!…横やりを出してくる国も多いでしょう? …安全保障やCo2問題などの環境を盾に「噛ませろ!」と言い寄って来る事は明白ですなぁ!…』と話しながら頭を横に振る…


随分と政治的で物騒な話しだと思って聞いていると…


『三笘さん…いいえ!今はポトさんでしたね!初めまして!挨拶が遅くなり申し訳ありませんでした!…私は内閣で官房長官を拝命してます木村と申します!この度の失踪事件についての情報提供と後の準備等のご協力に尽力頂き政府を代表して御礼申し上げます!…本来は初めに申し上げるお礼が後回しになった不手際も合わせてお詫びいたします!…』と立って頭を下げられると他の官僚も慌てて立ち上がり頭を下げる…


『頭を上げてください!気にしてませんので』と俺が慌てると…


『そうですか?…有難うございます!全員に申します!ポトさんは元は公務員でも今はいち善良なる異世界の民ですよ!…外務次官…いち民間人に対する高圧的態度の今日の一幕がマスコミや野党に知られたら?…次回の会期には自身が槍玉に上がる事を自覚して発言する様に!』と官房長官の木村さんが嗜めた…


『そうでしたな!…つい以前のクセで礼儀を欠いておりました!三笘さん申し訳ない!』と陸自の幕僚長が謝る…


俺は以前勤めてた会社の社長に頭を下げられる様な気不味さに頬を掻いた…


其れからも報告は続き…防衛省はミスリルやアダマンタイトを戦車や機動戦闘車の鋼装に使う研究をする為の研究施設を俺の世界に作りたいとの要望があったので了解した…


『ポトさんからは我々に何か要望は有りませんか?』と官房長官の木村さんが聞いたので…


『そうですねェ?町については今のまま商社の皆さんにご協力を続けて欲しいのと!コチラの方でアチラに移住をしたい方が居れば!確認をした上で招きたいのと!…保護施設などで里親を待ってる犬や猫をアチラに迎え入れたいの3つが今の処の希望でしょうか?…』と俺が場の空気に合わない頓珍漢な答えに参加者が固まった…


『くっくっく…すいません!判りました…ご希望に沿える様に関係の者とお会いできる様にコチラで進めさせて頂きます!』と笑いを堪えながら木村長官は答えた…


その後は連絡事項やスケジュールのすり合わせを行い会議は終了した…俺が「疲れたぁ〜!」とか思っていると…


『ポトさん疲れたでしょ?慣れない会議は?』と木村長官が笑って話しかけ…


『すいません!未熟なモノで…』と苦笑いすると…


『はっはっは…分かりますよ!次はトゲトゲしい会議で無く…総理を交えた少人数で楽にお話しが聞けたら?…と考えております!』と柔らかな笑顔で話した…


俺は「イヤイヤ…総理とか居たら楽にならんでしょうがぁ!…」と心の中で突っ込みながら笑顔で『分かりました!楽しみにしてます!』と大人な対応で答えた…


中島三尉達と俺の世界に戻ってくると…


『疲れたなぁ〜三笘!…お偉いさんとの話しは腹の探り合いで俺には性に合わん』と山田曹長が愚痴ると…


『そう言うな!…同意するが組織で在る以上は必ず通らねばならぬ儀礼だ…コレで此れからは多少は予算的にも楽になるし!要望や行動の自由度も上がるのだ…悪い事ばかりじゃないぞ』と中島三尉が宥めた…


『気分転換に皆んなで温泉にでも浸かるか?』と中島三尉の言葉に頷き俺達は向う…


ココの温泉は九州に在る人気のサウナをイメージに加えて創ったので多種多様なサウナとスーパー銭湯の様な様々な内風呂に露天は滝を眺めながら入れる大小数々のモノが揃っており休憩場所も含め寛ぐには最高だ!…ココにも岩に蛇口の酒の泉も設けてある!…子供でビールが飲めないのが悔やまれる使用だが…ジュース用も創ってるのでソレで我慢だ…


俺達3人は疲れを癒しつつ湯煙の向うに其々の思いを描くのであった…

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