資源調査と豊かに変わり続ける世界
短い暖かな夏が終わり肌寒い朝晩が増えはじめた秋の日…エドさん達との商いに着いていた…
コチラの世界は大きく変わる事は無く何時もどおりであったが小さな変化は多々有った…スライム石鹸の工場は順調に稼働して売り上げを伸ばしているし!
唯一の大変化がトーラス商会で…此れ迄の素材関連の買い取りや装飾品や武具・衣装に留まらず!石鹸や各種調理器具に食料品まで多様に扱う総合商会に規模を大きくした事だ!…ロバートさんも精力的に動いて忙しいらしく何よりだ!…
孤児院の変化は…スライム石鹸の売り上げのおかげで村の収益も増えた為に孤児院に割り当てられた予算が増えて!石鹸の現物支給による経費削減と合わさって「楽になった!」と爺ちゃん先生達が喜んでいて良かった事だ…
そうそう…変化と云えばトリノさんとボルバさん処のメニュー作りも多様に増えた!…
トーラス商会からウースターソースに醤油…安い小麦粉や塩に砂糖に胡椒…野菜や果物に米も豊富に入る様になった為に米料理やパスタにお好み焼きまでとメニューは増え続けていて!料理目当てにわざわざ村を訪れる人もいての大盛況に2人共!嬉しい悲鳴を上げている…
師匠との薬作りは反復の繰り返しだが…近々中級ポーションも村で俺が作る予定になっている!様々な薬を作れる様になった恩恵はココよりは俺の中の世界で日常薬として活躍してくれてるので!学んで良かったと思うところだ…
捜索隊は3つに別れ…其々が漸く大国の首都に着く処らしい…今から其々が拠点を作り!肩書きはトーラス商会の現地職員として活躍を始める手はずとなってるそうだ…
見習い後毎日!中島三尉達とロバートさんとは遣り取りを欠かさいので情報の共有は問題なく行っているのである…
俺の中の世界はまた劇的に変化してて…今は元の世界から伸ばされた電力を使っているが…今後も発展すると予想されるが為!と研究・実験として魔力発電の発電所を古竜の結界近くに造る計画予定だ…また町に工作機械を入れて火薬の替わりに魔力を使った銃や元の世界に無かったミスリルや希少なアダマンタイトを素材として活躍する研究を進めていくそうだ!…後日に日程が決まれば東京で今後の計画の会議を開くらしく!俺にも参加要請が来ている…
ざっくりだが以上が元の世界との繋がり後の色々な変化の全てだ…
俺は商い後…何時もどおりに中島三尉達の元へ向かった…部屋には山田曹長とロバートさんも居て!もう一人初めて会う男性の4人が座って話し合っていた…
『三笘曹長!丁度良かった…話しに加わってくれるかね?…それと紹介しよう!此方は政府の総理秘書官をされてる盛田秘書官だ!…盛田秘書官!彼が話してた三笘曹長兼ポト少年です』
『初めまして三笘さん!…総理秘書官を拝命しております盛田です!以後よろしくお願いします!…』と握手を求められた…
『わざわざ有難うございます!…私は三笘賢治改め今はポトと申します!コチラこそ以後よろしくお願いいたします!…』と返した…
『三笘曹長!実は今話し合っていたのが…ムコウの世界に氷湖と呼ばれる黒き氷山が在るらしいが…ロバート会長からの話しを聞く限り!魔法の力で凍らされた石油ではないか?と思われるのだ!…ムコウでは使い道の無いモノらしいが…我が国には喉から手が出る資源だ…実は今我らが世界では国際情勢が緊迫しており!エネルギー高騰は政治問題化してるのだ!…』と中島三尉が説明した…
『それで政府の代表として私が商社の専門家達と一緒に調査に赴く為に話し合って頂いてる処なのです!…』と盛田秘書官が続けた…
おれが「石油かぁ〜!」と思っていると…
『次回!東京での会議は防衛省の事務次官をはじめ…経産省や外務省の次官に官房長官もが参加される!…多少大事になったがそれだけソチラの世界の価値は高いと云う事だ!…国民の救出が第一だが!その後もソチラの世界とは繋がりを切らぬ様にしたい!…と云うのが国の方針だ!…』と中島三尉が説明してくれた…
話し合いの結果は…盛田秘書官と石油や資源発掘調査の専門家が4人に警護には中島三尉と山田曹長が付き現地案内にロバートさんと商会の職員2名が同行する事に決まった…
話し合いの後は壁の前の家にプウの様子を伺いに来た…
『あっ!神様おかえりなさい!プウさんならゴハン食べてお腹いっぱいになったからか?膝の上で寝てますよ!』と犬耳娘が教えてくれた…
俺が変化が激しいが…困った事とか無いか?と聞くと…
『どんどん便利で快適になってますし!美味しくて新しいモノが次から次にでるので追いつけ無いくらいです!…向こうから来た方も優しくて気さくですから問題は今の処ないですよ!』と笑顔で話した…
『神様!…希望を述べて良いなら…プウさんのお仲間を増やして欲しいです!…現状!ゴブリンさん達などとプウさんのお世話の取り合いっこが発生中なのです!』と兎耳娘が話した…
俺は直ぐは無理だが考えておくと伝え戻るのであった…
俺は町の様子も確認に行く…確かに獣人娘達が云う様に店屋が増えてる!食べ物屋に服屋に靴屋に自転車屋…家電を扱う店にスーパーやドラッグストアにコンビニも有る…
当初!この町に日本から人を入れる際に中島三尉達と交渉して住民には独自の決済用のカード(仮称:ポトカード)を商社に作って貰い全員に渡してある!…毎月一定のポイントを国として渡して…それで売り買いをして生活している…「便利だ!」と皆んなには好評だと町長も話していた!…酒の泉の前に行くとドワーフ達と日本からの作業員達が乾き物や焼き鳥をつまみに酒盛り中だ!
『酒代が無限に出てくるのにタダとは…この世界は最高だよなぁ〜!』と口々に笑いあってた!…「また飲み過ぎんなよォ!」と思いながら酔っぱらい達に捕まる前に俺は退散した…
最後に町長宅を訪れ問題がない事を確認して俺は孤児院へ帰った…




