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捨てられた異世界転生者  作者: 猫だるま
転生と転異 其々の始まり
32/61

動き出す捜索隊

俺の世界の中…元の世界の普段着!白のパーカーに紺色のチノパンにスニーカーを履いて扉を潜る…


『父さんいる?』俺が玄関から声をかけると奥から父さんと幸輝が現れた…


『待ってたぞっ!…朝ごはんまだだろ?一緒に食べようじゃないか!…』と笑って言う…


『美希が兄さんの為に頑張って作ってくれたからさぁ!…和食は久しぶりだろ?…』と幸輝も笑顔で話した…


味噌汁に焼き鮭に出汁巻き玉子…懐かしい和食の味は最高だ…『早くからの準備…手間掛けたねぇー美希ちゃん!』と俺か言うと…


『いいえ此の位は…お兄さんは料理が上手だと聞いてましたからお口に合うとイイのですが』とはにかんで答えた…


父さんの話しでは隊の皆さんと捜索に参加する人達は霞ヶ関で落ち合った後で江戸川の実家に来るそうだ!…待つ間…俺がリビングで寛いでいると!足元に擦り寄る感覚…

『にゃ〜っ!…』飼い猫のプウだ!


『プウ!久しぶりだなぁ〜…お前もイイ爺さんになっちまったナァ〜…』俺は抱き上げて話し掛けた…


飼い猫の「プウ」白に黒い縞模様がかかった青い目のオス猫で…俺が高校生だった頃に迷い込んで来た小猫だ!…


『迷い込んで来てから!もう15年位かァ?…後何年生きてくれるか?…』と俺達を見ながら父さんが話した…


『そっかァ〜…お前も歳取ったんだなぁ〜!…お前俺と一緒に来るか?後2・30年はアッチなら生きられるぞぉ!…』と俺はプウに話しかけた…


父さんが驚いてどう云う事か聞くので…俺はアチラの世界は魔法の力で時間の経過がとても遅く…コッチで余命1年ならムコウなら10年以上生きられる話しをした…


『凄いなぁ〜魔法…それなら賢治!プウも向こうに連れててくれ!…コイツも俺達からしたら大切な家族の一員だから長生きしてくれるなら是非そうしてくれ!…』と父さんが喜んで話した…


俺達がプウを膝の上に乗せながら話しをしていると不意に玄関のインターホンが鳴った…


父さんが応対して中に入って来たのは中島三尉と山田曹長をハジメとした陸自の隊員6名と警察関連と思われる人達5名の捜索隊だ!…俺が挨拶すると…


『お前ら!信じられんだろうが紹介する…コッチが今の三笘だァ!…』と山田曹長が話す…


『先輩も含めて色々迷惑かけてスマン!…こんな子供になっちまったが久しぶりに会えて嬉しいよ!…三笘賢治改め…今はポト少年だ!…』と俺は同僚達に話した…


『曹長の話しどおりっㇲねぇ〜?マジ三笘先輩に再会出来て嬉しいっㇲ!…』と後輩の三塚が話す…


『俺もまた会えて嬉しいぞォ!三笘…しかし今の方がおネイちゃん達にはチヤホヤモテそうで羨ましいなァ!』と笑いながら先輩の田沼二曹が誂う…


俺が頭を搔いて照れてると…

『お前ら!誂ってるが三笘はオレと同じ曹長だぞォ!上官には敬意を払えよ!…ねェ〜三笘曹長…』と山田曹長はニヤけて誂った…


そんな遣り取りの後…中島三尉から紹介されたのは捜索一課の刑事2名と公安の刑事3名だったがその代表らしき清水刑事が口を開く…


『三笘さん!この度の情報提供とご協力に感謝しております!…俄に異世界とは信じられませんが?良かったら現状についてご説明頂けますか?』と話した…


俺はこの世界と繋がっている俺の中の世界とソコを中継して失踪者が連れて行かされた世界が繋がってる説明をして!ムコウ側は文明的には中世ヨーロッパ以下だが魔法が存在し種族も人間以外の獣人や魔族…ゴブリンやドワーフなど様々な人種にドラゴンを筆頭とした多種多様な魔獣が出る世界で…今は3つの大国が覇権を争っていて其の3国が勇者召喚で失踪者を拐った大元で在る話しをした…


『成る程…準備はどうでしょう?…中島三尉からは三笘さんの方で揃えて頂くと聞いておりますが?…』と清水刑事が問う…


『衣服は向こうの旅商人のモノを準備しております!…資金も準備しておりますが…地図は1枚しかないので分かれて捜索する場合は書き写す必要が有ります!後のもしもの時に身を守る武器や生活用品は紛れた後に資金を使って個人で購入頂けたらと思ってます!』と俺は答えた…


清水刑事が納得すると今度は中島三尉が話す…


『三笘曹長!コチラと中継の世界を常に行き来できる扉を設ける事は可能かね?』


俺は可能だが知らぬ者達が勝手に迷い込まない様にセキュリティと隠匿ができるなら自分が其処に行って扉を作ると答えた…


そして「早速行動したい!」と云う中島三尉達と車で移動する事となったので!父さん達に…『また顔を出す!』と話し!昔の俺の部屋に俺の中の世界と繋がる扉を作り…ソコからプウを扉の家に送り出した後!俺も車に乗って父さん達に見送られながら移動した…


着いた先は丸の内に在る自衛隊とも取引の有る有名商社の1室だった…俺は部屋の壁の前に立つと向こうで造ったホテルのフロントをイメージして扉を作り!全員で扉の中に潜っていった…


『ココが異世界ですか?…何か日本のリゾートホテルの様ですが?…』と拍子抜けとばかりに清水刑事が云う…


『まぁ〜自分が日本のホテルをイメージして作りましたから!…』と苦笑いで答えた…


中島三尉が部屋割を決めてソコで準備を進める様に言い渡すと中島三尉が俺に言う…


『三笘曹長!何度も悪いが捜索隊をココに残して2人で戻ってくれたまえ!』


俺は中島三尉と扉を戻ると再度車に乗り込んだ


『次は春日部に向う!…大型の荷物などを搬入する場所を作っておきたいので…首都圏外郭放水路を隠れ蓑として使う計画とした!…悪いがソコに大きめの扉を作って貰えるか?』と聞かれたので「問題ない!」と答えて向かった…


扉を作り2人でホテルに戻ると全員が俺の用意した旅商人の格好で出迎えてくれた…


『どうㇲかぁ〜先輩?似合ってません!…』と三塚が笑う…

『三笘さんが見て違和感が無ければ!早速潜りたいと思います!…』と清水刑事が話した…


俺は「問題ない!」と話し資金を纏めて清水刑事に渡すと…地図は予備も含めて俺が出かけてる間にコピー機で準備したらしいので壁の家に中島三尉と山田曹長以外の9人を連れて移動してザイルの扉の前に立つ…


『もし!何か遭って連絡取りたい時は…コルネ村の孤児院を訪ねてくれ!』と話しをして9人を扉の向こうへ送り出した…


俺はプウにエサを与えながら全員が無事に帰還する事を祈るのであった…。






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