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捨てられた異世界転生者  作者: 猫だるま
転生と転異 其々の始まり
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人とスライムが生きる道

俺は孤児院に帰ると爺ちゃん先生の元へ行く…

スライムを孤児院で飼って貰えないか話しをする…


『スライムのう…』爺ちゃん先生は渋い顔をする…


『爺ちゃん先生はイヤかもだけど…油を使って商売してる俺やカルナおばちゃんに宿屋のトリノさん達にしても廃油を安全かつ有効に処理出来ると助かるんだよ…作られる石鹸は孤児院で色々に必要なモノだろ?余れば売る事も出来て元は捨てるモノ何だから!…逃げ出さない様にとチビ達に直接触らせない注意と工夫は必要だから考えるからさぁ〜…ダメかなぁ?』と俺は話した…


『別にダメとは言わん!がタダで貰っといて余ったからウチで売って儲けましたと云うのがなぁ…余り褒められたやり方ではなかろう?』と爺ちゃん先生は答える…


マリア姉ちゃんは…

『ポトの気持ちも分からない訳じゃないの…でもスライムだって生き物よ!繁殖して増え過ぎましたから駆除しました!野に放しますって訳にはいかない事はポトなら賢いから分るでしょ?院長もソコを言ってるのよ!』と話す…


2人の話しは最もでグ〜の音も出なかった…俺がショボくれてると爺ちゃん先生が口を開く…


『ポトよ…儂はダメとは言っとらんぞォ!ただやり方は工夫せねばならん!そこを考える手助けの為に優秀な商売の先生がおるのではないかのぉ〜……』と爺ちゃん先生は話しニヤリと笑った…


次の日…昨日の話しをロバートさんにすると…


『ハッハッハ!確かに院長様の仰るとおり工夫は必要ですが元の発想は悪くは無いのです!以前も申しましたがタダより怖いモノは無いと云う事ですよ!…

ポトさん!…悪い商売か良い商売かは実は同じ様な事をやっても工夫や配慮の有る無しで印象が変わるモノなのです!』とロバートさんは頷いた…


『院長様に優秀と言って頂いた以上!ポトさんに実地で学んで貰い結果を出すしかないでしょう!…処でポトさん!スライムが作った石鹸の現物を拝見できますかな?…』と云うロバートさんにスライム石鹸オレンジバージョンを渡した…


『ほう!コレが廃油からなら上出来ですなぁ〜香りも女性に好まれそうですから上手くいけば品物全体のコストを下げるきっかけにもなるでしょう!…』とロバートさんは話した…


『ソコで提案ですが?』と計画を話した…


 ロバートさんの案は出資を募ると云うモノ…この場合の出資は金だけで無く!場所や人手や原材料の優先引き渡しなどでも良しとし…出資者には配当金か現物を支給かの二択とすると云う…話しを持ち込むのは村長さんと孤児院と宿屋に飲み屋に冒険者ギルドと修道院らしい…

孤児院と村と冒険者ギルドには人手を…修道院には場所を…飲み屋に宿屋は原材料を…ザイルの窓口としてトーラス商会が出資金を出して参加すると云うモノだった…


コルネ村の廃油回収を孤児院が行う!ザイルの回収は元冒険者とトーラス商会が行い…それぞれを修道院の傍に工場を作り従業員は元冒険者とコルネ村の年配者を雇い運営すると云うモノだ…


『この場合のメリットは…まず孤児院は現物で出費を減らせる事でコレは宿屋にも言えます…次に村とギルドには雇用です!引退後や高齢で肉体労働がキツくなった者の仕事問題の解消になります!飲み屋に修道院も運営費が事業が始まれば配当で寄与出来ますから何処も乗らない手は無いはずですよ!』とロバートさんは笑った…


 交渉と話し合いはロバートさんがすると請け負ってくれた…肝心のスライムは俺が森で10匹確保してると話し! 宿屋と飲み屋への廃油やオレンジやツィーネの皮に灰の材料の説明は明日俺がすると話して纏まった…


次の日ボルバさん所の手伝いに行って昨日のロバートさんとの話しをしたら…ボルバさんがトリノさんも呼んで来てくれたので2人に説明する…


『まぁ〜灰以外は捨てるしか使い道が無く溜まる一方だったモンが多少でも稼ぎに成るんだ!俺は願ったりだが…お前らはそんなんで大丈夫なのか?』

 とボルバさんには逆に心配された…


『俺も助かるし宿屋は洗濯や洗い物に客が身体洗うのにも石鹸は大量に使うから安く良質の石鹸が手に入るのは有難いが本当に無理はしてないのかい?』

 とトリノさんが気遣う…


俺はロバートさんも付いてるから問題ないと答え…工場が出来て体制が整った後に定期的に孤児院が回収に周る説明を2人にした…


更に次の日…ロバートさんにトリノさん達に説明して了解を貰ったと話すと…


『私の方も早速…村長と冒険者ギルドと修道院には話しを通して色よい返事を頂いてますから!今日の商い後に孤児院から良い返事が頂けたら…ひと月以内には始められるでしょう!』と笑顔で頷いた…


 ロバートさんが孤児院へ赴き、爺ちゃん先生達と話して了解を得てくれた…俺はホッとして新たな事業に心を踊らせていた…


今日は師匠との薬師の勉強だ…先週に約束していた地図を受け取り俺がお礼を言うと師匠が口を開いた…


『お前さん今度は廃油とスライムを使って石鹸を作るそうじゃないかい!話しはロバートから聞いたが…まったく…次から次に!アンタの頭ん中は本当にどおなってるのか?調べたいよ!』

と呆れ顔で師匠が笑う…


 師匠曰く場所が修道院と云うのも理に適うモノらしく!ザイルからもコルネ村からも中間の修道院は通うにも便利な上に…もしスライムが逃げ出しても近くに集落は無く横に警備隊の詰め所が有り!雇われてる元冒険者と合わされば危険性は防げるらしい…もし誤って作業中にスライムに触れ怪我を負っても修道院だから直ぐに治療が出来るので場所としては修道院は最適なのだ!と教えてくれた…


流石はロバートさん!色々考えられてる…と俺が感心してると師匠が…


『まぁ〜ウチとしても悪い話じゃ無いんだよ!ロバートは金を寄与とか言ってたがアタシが現物の方がイイって言ってねぇ!…孤児院と同じで修道院も身体洗うだけじゃ無く石鹸は大量に使うから出費が抑えられるのは馬鹿にならないのさぁ…』

と師匠は喜んで話し…


『ソレに事業が上手くいくなら…ギルドは今迄駆除対象だったスライムを今後は捕獲に切り替えるらしいよォ…魔物とは云え弱き者の命が救われたんだぁ!お前さんは誇って良いよォ!』

と師匠に言われ嬉しく思うポトであった…




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