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捨てられた異世界転生者  作者: 猫だるま
転生と転異 其々の始まり
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新たな仲間と廃油石鹸

何時もの如く見習いの俺はロバートさんと一緒に商いの勉強中だ!…ソコに冒険者が来て…

『揚げ芋を小銀貨2枚分くれ!』とやって来た!…お客だ…


俺は揚げ芋4皿分を渡すと…

『暫くコイツともお別れだから纏めて食っとかねぇ〜とな!』と笑顔で話す…

「村を出て帰るのか?」尋ねると…

『いや!ギルドの依頼で隣村の沼地にスライムが大量発生したらしくって面倒だが討伐に行く事になっちまったモンでなぁ!』と云う…

『大変なの?』かと俺が聞くと…

『スライム自体は弱いし大した事は無いんだが数が多いと金になんねぇ〜割に手間だけかかるから皆んなヤりたくねぇ〜けど…ギルドの御達しだから無視は出来ねぇ〜って訳だぁ!…』と冒険者は頭を横に振った…


「スライムかぁ〜!…異世界モノではゴブリンと並ぶ…最弱TwoTopじゃん!ゴブリンは助けてスライムは助けないじゃーっ!何処ぞの大魔王様にお叱りを受けるからなぁ!見習い終わったら行ってみるかぁ〜」と思うポトであった…


何時も通りブラインドで姿を消してフライで飛んで向う…村を過ぎた森の手前に広がる沼地…

「うわ〜いるョ!いっぱい!…」俺は沼地の前に降りて考える???


「話せるのか?スライムって?」俺はゴブリンの時に成功したメッセージの魔法を使う…

『あぁ〜え〜と俺の言葉解るかぁ〜!…』

『………………… 』応答なし!「ダメかぁ〜!」と思いフッと見ると…会話は出来ないが全員コッチを見てるって事は理解してんのかぁ??と思い再度話しかける…

『お〜い!俺の話しが理解出来てるなら前後に身体を振ってくれるかぁ〜?』


半数のスライムが身体を前後に揺らす…成功だ!…「でも半数しか理解出来ないかぁ〜」と思いつつも話しを続ける…

『明日お前達を駆除…倒しに沢山の冒険者がココに来る!逃げたい者は俺が安全な場所に案内するから…今から作る扉を潜ってくれ!…』と話した…


俺がアイテムBOXを町から遠く離れた海沿いの高台に繋がる様に開くと理解出来てるスライム達がズルズルと動いて扉に向かった…

「スライムってアニメだとゴム毬みたいにピョンピョン跳ねるイメージだったがコッチのはゴム毬と云うよりPACK-MANのモンスターのゆっくりバージョンって感じだよなぁ〜!」そんな事を思ってる間に理解するスライムの移動は完了した…


「残りはどーするかぁ?…」意思疎通が出来ないんじゃ〜後々面倒か?とも思ったが見ちゃった以上は寝覚めが悪い…俺は自分の手に硬化魔法をかけて超人的動きで残りのスライム全員を扉の中に投げ入れた…「冒険者達には無駄足になって悪いが…一先ず良しとするか!」と思いながらその場を後にし扉に入った…


俺は一先ずスライム達はソコにおいて何時もの町巡回に来た!俺を見つけたドワーフが走り寄って来た…

『よォ〜!神様…アンタには感謝しとるよ!身体治してくれた上に仕事と美味くて豊富な食事がありつける!…天国かぁ?ココはってモンよぉ!…1つ残念はョ…酒が無い事ぐらいか?…儂はドワーフじゃからのぉ〜!』と笑う…


ドワーフいたんだったと思い返した俺は…

『酒なら出してやってもイイが飲み過ぎは困るから町長とも話してルールをお前達が守ると約束するなら作ってイイぞぉ!』と俺が答えると…


『本当かぁ!』と凄い速さで駆けていき…凄い速さでゴブリン村長改め町長を担ぐ様にして戻って来た…

『エっ?…なっ?…何?…』戸惑う町長に事の次第を説明し…『分かりました!神様との約束どおりに私が責任持って見張りルールを徹底させます!』と町長が云う…俺も納得して古竜の時の様に酒の泉を作る事にした…


出来上がった泉は古竜のとは一味違う…デッカイ岩に蛇口が3つ…撚るとビール・ウイスキー・清酒が渇れる事なく出る使用だ…

ドワーフ達は狂喜乱舞して早速「部活練習後の水か?」と云わんばかりに蛇口から直で酒を飲んでいた…阿呆だ!……


俺は後のお守りを町長に悪いと思ったが押し付けて孤児院へと帰ってきた…

『ただいまぁ!』俺が中に入ると裏庭でカルナおばちゃんが難しそうな顔で立ってるのが見えたので気になって声をかけた…


『カルナおばちゃんただいま!どうかしたの?』

『あっポトかい!おかえり…いやねっ!子供達が喜ぶから揚げ芋や大学芋を最近じゃ何度も作ったんだけどねぇ〜…古くなった油をどうしたもんかと考えてたんだよ!…コレばっかりは畑に撒くとか家畜のエサって訳にはいかないだろうし…』

『ポトも屋台の油…ダブついてんじゃないかい?』とカルナおばちゃんが話した…


『確かにねぇ!俺はアイテムBOXに閉まったきりだったから忘れてたよ!』と俺は答えた…


次の日の午後…俺はスライム達の様子を見に来てた!

今日はトリノさんの所の手伝いの日だったので1番油を使うトリノさんに古い油をどうしてるのか尋ねたが…やはり使い道が無く大きな樽に入れて納屋に置いてるらしい…


『廃油かぁ〜!』元の世界なら灰水と混ぜて石鹸だろうけど…手間も掛かるし作り方もよく分かんない…「スライムが処理とか出来ないかなぁ?…エサ代わりに俺の廃油やってみるか?」俺はアイテムBOXから廃油を出し手前にいたスライムに与えてみた…


『おっ!流石スライム…何でもたべるねぇ〜』次にダメ元で屋台の釜の灰を食べさせてみた…

スライムが小さく震えた次の瞬間…

『ぺっ!』『えっ?……』スライムが石鹸を吐き出した…

俺が手にして確認するとニオイの無い石鹸だった…他のでも試そうと意思疎通が出来なかった個体に今度は廃油と灰に以前購入してたオレンジの皮を一緒に与えてみた…


また小さく震えた後…『ぺっ!』今度も石鹸だった!再度手に取って確認すると…やはり石鹸で狙い通りにオレンジの香り付きだった…


「よしゃ〜!いける…意思疎通出来ないヤツを4匹ほど孤児院で飼う様に爺ちゃん先生達と交渉しよう!」意気揚々に決意するポトであった…





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