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捨てられた異世界転生者  作者: 猫だるま
転生と転異 其々の始まり
22/61

元の世界と伝えたかった言葉

俺は東京の地に足を入れた…

『此処からの景色だったのかぁ!…』

前回はよく分からなかったが練馬駐屯地からの景色だった…俺は今ブラインドの魔法で姿を消しているが周りの反応を見るとコチラでも魔法は有効みたいだ!


『取り敢えず幸輝の所に行くか…』

俺はフライの魔法で飛ぶ…駐屯地を出て環8道を杉並方面に飛んで荻窪駅を目指した…駅前で地面に降りて路地裏に入り周りに人が居ない事を確認して魔法を解いた…


南口を出て仲通りを歩く…

『うん!変な目線は感じないな!…ポト少年の顔立ちは外人さんだが栗毛に青い眼だからソコまで珍しくもないハーフと遜色ないから大丈夫そうだな!…』

俺は意気揚々に弟のマンションを目指し歩くのであった…


当初、質店や換金店にダイヤモンドや金を賢者の石で作って持ち込んだら…とも思ったが姿が小学生で保護者無しでは「補導されるだろ!」と思い止まった…『コッチのお金ないもんなぁ〜…』歩きながら魅惑のニオイやコンビニに心を引っ張られながらも弟の下を目指した…


マンションに着いてドキドキしつつも深呼吸をし意を決してインターホンを押した…

『は〜い!』と声がしてドアが開く!

『君っ………誰?』幸輝が不思議そうな顔で見る

『あっ!突然すいません…三笘幸輝さんですよねぇ!ボクの名前はポトと今は言います…… 』

『ポト君!…外国の子だよね?』

『こんな話しをしても直ぐには信用しては貰えないとは思うのですが…自分は異世界でコチラで亡くなった貴方の兄で有った三笘賢治さんの記憶と魂を受け継いだ者です!…いきなりじゃ信じて貰えないでしょうが……… 』


幸輝は驚きながらも『突然で俄には信じられ無いんだけど……ココじゃ近所の迷惑になるから取り敢えず中に入って!…』と言って部屋へ入れてくれた…


『お邪魔します!…あの〜自分が突然死んだ事で幸輝さんや父親の勤さんにも迷惑をかけたのではないですか?…基地の中島三尉や山田曹長達にも迷惑かけてしまったのでは?とずっと考えていたのです…』


『迷惑何て無いさぁ!悲しい…と…寂しい…とは思ったけどねっ!…隊の皆さんも此れからもと思ってたから悔しいと皆さん泣きながら惜しんでいたよ!』

と幸輝さん?が話した…


其れからも親戚や知り合い・家族の事や子供時代の思い出話しをしてく内に幸輝が口を開く…


『驚いたよ…こんな時代だから何か新手の詐欺かと注意しながら話してたけど…齟齬が無かった…本当に兄さん何だね!……また会う事が出来て嬉しいよ!』と泪目で笑った…


『うん!ソレと死んだ後…幸輝に伝えたかった言葉があったんだ!…結婚式まで生きて祝福してやれなくて悪かったなァ〜!すまん!…』


幸輝は横に首を振り…

『結婚は彼女とも話して兄さんの1周忌後まで延ばす様に2人で決めたんだよ!』と幸輝が言う


『美希ちゃんが…俺も間が悪いよな!幸せの間近で縁起が悪い事この上ない…迷惑かけたな!すまん!…』

と頭を下げた…


ソレから死んだ後の神様の事や高校生3人が異世界に連れて行かれた事!問題に思った女神様の力で元の世界と繋がった事を話した…


『まぁ〜俄には信じられないファンタジーな話しだから直ぐには理解出来ないだろうがな!』

『うん!驚いたよ!神様って本当にいたんだって位にはねっ!…アニメの世界だねぇ〜……』

『ただ高校生の失踪事件はテレビとかでも連日やってたよ!俺達は兄さんの事でバタバタしてたからずっとは見てなかったけど…事件に巻き込まれたのか?とか国交の無い某国の拉致だとか色々騒がれてたよ!…異世界だとはねぇ……』


その後も今の世界での事を話し文化的に遅れた世界だが魔法が有る事や竜や獣人にドワーフや魔族がいるファンタジーな世界で!その中で醤油やソースが欲しかったが先立つ金が無くそれで幸輝の元に行く事を決めた話しをした…


『魔法が見てみたい!』と云う幸輝に消えて見せて…

『うわっ!本当に消えた…すっげー魔法!…』と幸輝は興奮して言う…

『兄さんのお金とかは父さんが管理してるから俺から話しをしとくよ!』と言う…

『信じて貰う迄が大変だろうけど…頼む!』

と話した…


『泊まって行きなよ!』と幸輝に引き留められたが…

『帰らないと子供だからアチラで騒ぎになるから…』

と話して『また…来週日曜日に来るよ!』と約束をして幸輝の元を後にした…


玄関に扉を出してイイと言うのでアイテムBOXを開いて入る時にフッと思い出した事を話した…


『死んだ時にさぁ!アノ世で母さんに会って幸輝が結婚する事と父さんも元気だよ!と教えてやろうと思ってたんだけど…神様にアッチの世界に直ぐ落とされたから会えず仕舞いで残念だったよ!…』と笑って話した…


『次は墓参り行こうか…』と俺が言うと…

『うん!父さんと楽しみに待ってるよ!』

と幸輝が笑い…『じゃーな!』と言って扉を潜った…


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