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捨てられた異世界転生者  作者: 猫だるま
転生と転異 其々の始まり
14/61

マヨネーズ作り

トリノさんの所から孤児院へ戻るとマリー姉ェーが期待を込めたキラキラ目線で走り寄り『おみやげは?』と訪ねてきた…


「やべぇ〜!ソレどころじゃ無かったし忘れてたよ!」


俺は作る時間が無かったけど食材は残ってるからカルナおばちゃんの処で作ると誤魔化し調理場で余ってた甘芋と蜂蜜で大学芋モドキを手早く準備し、マリー姉ェーや他のみんなの分を持って食堂に行くとマリー姉ェーやマーヤにマージまでもが神を見る様なキラキラ瞳で俺を拝んでいた…「まいった……… 」


俺は同じお試し見習いをしてるアルに鍛冶工房で細い曲げれるモノが無いか尋ねた…

アル曰く加工に使う曲げ鉄なるモノが強度で3種類有るとの事だった…

次に木工工房に見習いで通ってるマーク兄ちゃんに持ち込みで説明したら道具を作って貰えるか聞くと、簡単なモノを1つなら作業の合間に作ってやるよ!と返された…

「素晴らしい…ビバ!大家族!」そんな事を考えながら、明日アルと一緒に鍛冶工房に行こうと話した…


………次の日……… 

俺はアルと一緒に鍛冶工房を訪ねた…


対応してくれたのは、出張所の鍛治師のガルさんでアル達見習いの指導をしてる人らしいが筋骨隆々な姿はポーズを決めて「パワー!」と叫びそうで有った…


俺は3種類の“曲げ鉄”なるモノを見せて貰い、実際に曲げてみて良さげな1つを手振りで長さを説明し4本欲しいとお願いした…


ガルさんから直ぐに手渡され代金を尋ねると要らない!と言われ…

『知ってるぞぉ!お前屋台で美味いモノ出したんだろ?昨日ドワーフ共が騒いでたからな!ハッハッハっ…代わりに今度屋台に行くからサービスしてくれ!』とイイ笑顔で言われた…


次に曲げ鉄を持って隣の木工工房を訪ね、作業してたマーク兄ちゃんに声をかけ地面に棒切れで図柄を書き、持ち込んだ曲げ鉄を木の握りに付けてもらった…

今回俺が作って貰ったのは泡立て器でコレを使ってトリノさんの所でマヨネーズを作ろうと考えている…早速トリノさんの宿へ向かおう… 


トリノさんの宿屋に着くと裏口から声をかけた、直ぐにトリノさんが現れ宿屋の横の小屋に案内された…ココは普段トリノさんの奥さんが宿で出すパンを焼いてる小屋で、この時間は使っておらず邪魔も入らないから試作するには良いとの事だった…材料は調理場に有るモノを好きに使って良いと云う事なので、俺は醸造酢と油と卵に岩塩を持ち込んだ…いざ!試作…


先ずは卵を白身と黄身に別け黄身の入った器に酢と塩を入れて混ぜる…次に泡立て器を使いながら少しずつ油を足して素早く泡立て器で分離しない様に気を付けてかき混ぜる…液体が固まって滑らかなクリーム状になったら出来上がりである!味見をしたが問題無い!完成だ…


俺はマヨネーズを持ってトリノさんの料理場に行って声をかける…トリノさんに葉野菜などを見せてもらい、元の世界で云う処のキャベツに似た野菜と胡瓜の様な野菜を貰ってスティック状と千切りにしてトリノさんの前に出した…


『この白いのを付けて食べてみてください!』

『コノ白いのは何だい?』

『マヨネーズと云うソースです!卵と酢に塩と油で作ったモノで、昨日のコロッケやこの様な野菜に後は鶏肉を焼く時に使っても美味しいですよ!』と笑顔で説明した…


俺の話しを聞きトリノさんが野菜にマヨネーズを付けて食べた…

『確かに生の野菜を食べるにはコレを付けると断然食べ易くてうまいねぇ〜!…鶏肉等にも使えるなら味のレパートリーが増えてくれて嬉しい限りだよ!』と笑顔で頷く…


その後トリノさんが奥さんや女中さんを呼んで試食させる…皆さん好評価だった!

 トリノさんに頼まれ昨日のコロッケも作る事になったので、コロッケとキジ肉のマヨネーズ焼きをトリノさんと2人で作る事にした、俺はトリノさんが作るコロッケの作業を指示しながらマヨネーズ焼きを作る…


まずはキジ肉に包丁を入れ筋を切る、次にフォークで刺して味をしみ込み易くしたら岩塩と貴重だが使ってよいとの事だったので胡椒をすり込んでローズマリーを肉の上にのせて休ます…

その間にトリノさんのコロッケ作りに指示を出す!コチラにも許可が出たから胡椒も加える…

鉄板を火にかけ、温まったらマヨネーズを少量入れて溶かす、直ぐに休ませていたキジ肉を入れて焼く…薪の調整をしながら追加のマヨネーズを肉の表面に塗る様に足してひっくり返し、両目が狐色になる迄焼いたら完成だ!


完成した試食をみんなで食べる!…

2つとも好評だ!食べた後の笑顔は作ったコッチまで嬉しくさせる…


『昨日食べたコロッケも美味しかったがマヨネーズを付けると味が変わってコチラも美味しいよ!』と嬉しそうだ…


『キジ肉も何時も焼いてるモノより旨味がコクて美味しかったわぁー!』とトリノさんの奥さんが笑顔で答えた…

良かった…


トリノさん達と話してると、トリノさん曰く以前からパンの余りが気になってたそうだ…

お客さんが在る以上、主食のパンが足りないのは困るので 奥さんが沢山焼いているが、余った場合!賄いで消費しても余る時は捨てるか家畜の餌にするしかなかったそうだ…ソコにパン粉を使ったコロッケが有れば無駄が減らせて良いのでは?と思ったらしい…


俺はトリノさんの話しを聞いて思いついた事を提案する…


『パンが余るなら…冒険者や採掘の客に携帯食としてコロッケや肉を焼いたモノをマヨネーズを塗ったパンに葉野菜と一緒に挟んだモノを持たせるサービス始めたら無駄減らせませんかねぇ〜?』と俺が言うと…


『ソレは良いアイデアだねぇー!今迄も頼まれてパンと干し肉を用意する事も有ったけど、皆「味気無い!」って愚痴ってたから喜ぶだろうし注文も増えそうだ!』と笑顔で頷いていた…


その後、俺はマヨネーズの作り方をトリノさんに教える事にした!泡立て器をトリノさんもボルバさんにも話し作ると言ってた…ついででマヨネーズを使ったレシピで野菜の余りを活用したポテトサラダとコロッケの中にヤギのチーズを入れるモノの提案をトリノさんに教えるので有った…


トリノさんが俺の横でマヨネーズ作りをしていたが、フッと余ってる卵白が勿体無い事に気付き!合わせてキラキラ3人娘達の顔が浮かんだ…「おみやげ…」俺は卵白をトリノさんに言って貰い受ける…マヨネーズが出来た後、パン窯の使用を許可して貰い、メレンゲを作る!大変だが泡立て器を使って混ぜる…こんな事に女神様より授かった超人パワーが役立つとは思いもしなかったが…


ひたすらかき混ぜモッたりしてきたら砂糖が無いので蜂蜜を3回に分けて加えながらかき混ぜ続けた…


古い布を1枚貰い、まん中に小さい穴を空け、その布でメレンゲを包み鉄板の上に油を塗った処にクッキーサイズに絞り出す!全部絞ったら火を入れてた窯に入れてメレンゲクッキーもどきの完成です!


俺はトリノさんにお礼を言われながら、おみやげを持って意気揚々と帰るのであった…。










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