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1話

魔獣の親玉の魔王を倒す

邪悪な侵略者から国を守る

何ちゃらかんちゃらの呪いから超美人を助ける


はたまた

魔王になって国つくり

めっちゃ酷いその世界の神をたおしす

チョー強い能力のおかげで異世界無双

いろんな人助けまっくてハーレム


異世界に行ったらこんなことしたい!

そう思ってた、みんなに聞こう、そんな事できる?

できるできないじゃない、やるんだ!


今からのはそんな事思ってた僕の話だ。





彼の名は 伊達 現他 読み方は だて あらと、両親は他にはいない子 と言う意味でつけたらしい。


職業は学生、いや()学生だ。

六ヶ月前この世界に来た、理由は不明、朝起きたら異世界召喚とやらものになっていた。その時の話はまた別の機会に話そうと思っているがそれより今はこの状況を説明していこう。


「+&+&、%#€#%@*¥$/\#;%#¥+//%@+@/」


彼女の名前はフィエス、今僕がお世話になってる雇い主の末娘だ。ちょうど俺の二つ年下のお嬢様だ。

みんなには何言ってるかわからないだろうけど、そりゃ異世界で日本語喋ってるわけない。はじめはマジで焦った、けど三ヶ月異世界にいる俺はだいたいわかるが、初見の単語はわからんからめんどくさい。みんなには俺の翻訳したやつが見えててるわけだ。

しかし、


「えっ、なんて?」


ちなみに俺言葉は日本語で見えてるだけでちゃんと現地語を喋ってます。


「だから、『%#€#%@*¥$/\#;%#¥』に行かない? っていてるの!」


「ん? 何ですかそれは?」

俺にもわからない単語が出てくるといつもこうだ。

そんなところにリアリティはいらないんだけどな。


「だから、フィーの結婚相手を探しに行く旅に出よう!って言ってるの!」


なるほど、言うならば婚活旅行だな! なるほど理解でき...た?


「えっ! お前結婚したいのか! まだはえーよ。」


なぜなら彼女はまだ14才なのに...


「何言ってんの? フィーには縁談も来てるくらいなのだぞ!全然早くない!」


「はっ⁉︎ 日本じゃあるまいしロリコン文化はないはずだろ! そいつなかなかな趣味持ってるな。 いやそいつやっぱやめとけって、 ちょっと怖いぞ。」


ちなみに俺にはそのような趣味ないからな。


「ちょっちょっと待て、急にいっぱいよくわからん事言われてもわからないよ、そ れ に、所謂政略結婚ってやつよ。だからこんなに早く縁談が来たのよ。」


フィエスの家は俺を雇っている時点でわかると思うが、ここら辺の行商人を牛耳ってる大商家だ。


「なーんだ、それなら納得できた。なるほど、なるほど。どーりで...」


「なんだその反応!その縁談はフィーの家に来たんじゃなくフィーに来たんだ!フィーにはそれだけの美しさが備わっているんだ!」


事実彼女は可愛い。だが俺から見るとその可愛さは小さい子に向けられるような可愛いだ。 それか犬や猫などのペットに向けられるような...いやそれは言い過ぎかな。


「へーそ〜〜なんだーそりゃ凄いな〜。」

まぁフィエスに直で縁談が来たのはフィエスに結婚について積極的になってほしい両親の盛り付けだろう。


「あっ信じてないな!ほんとなんだって〜。」


金持ちの家は色々大変なんだなぁ、昔の政略結婚もこんな時期にしてたんだろうなぁ


なんて思いながら自分は仕事の一つの馬(みたいな動物)の世話をしていたが、俺は話しのはじめを思い出し...


「って、おまっ結婚しないのか婚活旅行に行きたいってことわっ! つまり...」


「シーーーーーーーーーー静かにだっれかに聞かれたらどうすんの! そうよっ私家出するから!」


俺はびっくりしてついふつーの事を聞いてしまった。


「なっなんで。」


「なんでって、そんなの決まってるじゃない!あーんな脂こってりの結婚相手いやよ!あんな=¥“^¥ *&“ =@%&”*&“ #€#+@*@$@^/*&” =¥*¥*&“ .....ぶつ....ぶつ....ぶつ......」


「あーわかったわかった。 何言ってるかよくわからんかったけど」


聞いたことないくらいの罵詈雑言を放っていたって事だけはわかったが、ようはすーーごい嫌な相手って事も分かった。

もう生理的に。 だが


「俺連れて行くって言うけどそれ俺にとっていいこと来ないだろ。それに俺他に頼れるところないんだけど、だから家出するんだったら他を当たってくれ。」


たとえ目の前の子がとっても可哀想な境遇に置かれていても、自分の今後の事を考えず行動できるほど俺には余裕はない。


「ふっ」

彼女は意味ありげに笑い

「フィーはアラトのその答えを予想していた。でも問題ないのだ。結局アラトはフィーについて来る羽目にになるのだ!」


彼女はそう言って去って言った。



彼女事だどうせ口先だけだ、と俺はそう思った。


だが俺は彼女の結婚に掛ける想いの大きさを思い知るのだった。

 


次話もよろしくお願いします。

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