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狂気の聖女  作者: 空色睡魔
一章 聖女と目覚め
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六話 俺の家族

 本日二回目の投稿です、こんかんじに私はかなり不定期にやっていきます。

 魔法を初めて使った日、あの日から2年たった。


 「がんばれ!がんばれ!」


 そして今俺は俺の母であるアグニスの前で立った、自分の2本の足で、二年たった今ようやく立てた。


 「まま~、たてた~」


 「やったーーー!よかったね~、ママうれしいよ~」


 そう言うとママは泣き出した、ママはかなりの親ばかだ、なんてったって俺が名前を呼ぶと10秒もしないうちに家にいる時は駆けつけてしてくれる。だが親ばかが過ぎて同居している修道女のテレサさんがに叱られることがあった、何故か俺が「かあさん」と呼ぶと怒り「まま」と呼ぶと喜んでくれた、それくらいならまだいい、いや良くはないのだがママが俺を見る目は時々トロンと甘く息づかいも甘いものになっていた、そう、何を隠そう我が母は自らの子にすら発情するヘビー級のレズなのだ! 

 

 泣きたいこんな人が俺の母親なんて、しかもこの人、今俺が住んでいるバミル王国の王都を改革した英雄であり神言教しんごんきょう(スキルを取得した時に流れる天の声を神として崇める宗教)の聖女なのだ、しかもコイツの改革のせいで王都はこの世界の数少ない女性史上主義の街なのだ。しかもこの改革のせいで、王都近辺の防衛の衛兵がかなりの数女性になった、というかこの町で男性と女性が喧嘩をすれば99.9%女性が勝つというふうになった。何でも昔王都は女性が仕事の大半をしていたが男性の方が力が強く虐げられてきたそうだ、それを見かねたアグニスは女性たちを集め戦えるように訓練した、元々仕事のほとんどを男の代わりにやってきたため、それらから解放されるのならと女性たちは訓練を続けそこいらの衛兵より強くなり会議中の王城をアグニスとともに訪れ、デモを起こし、衛兵を倒し、王に土下座させ女性が安全に、有利になるように法律を変えたそうだ、そのデモ隊を率いたのもアグニスだったらしい。そしとこの改革で変わった法律、それがとてもやばかった。


 まとめるとこんな感じ


 女性や子供を拉致、監禁した場合即死刑。


 性的行為を強要した場合も即死刑。


 セクハラなどをされた場合、半殺しまでなら問題なし。


 女性の奴隷を発見した際、持ち主が男性で奴隷が健康でなく傷や病があっても治されていない場合、肉奴隷として“色々”なことをした場合持ち主は即死刑にし、奴隷が罪を犯していない、犯罪奴隷(犯罪をして奴隷に堕ちた)の場合情状酌量の余地がある場合は開放される。


 同性結婚の許可。


 となっている、男性に辛すぎる街になった、だがそれはまだいい、一番やばいのは五番目だ、これは最初アグニスの我が儘だったらしかったが今回の改革の中心人物であるアグニスの頼みならと王妃が許可したそうだ。これだけでもまだいい、だがアグニスは子供が欲しくなり人体を研究しついに儀式で女同士の子を作れるようになったという、そしてその儀式のやり方をこうかいしたそうだ。もう分かっただろう俺の母親マジでやばい、ちなみに俺が初めて「まま」と呼んだ日の夜、酔ったアグニスはこう言っていた、


  『ふふふっ、ここまで国を変えてよかったわ』


 と、・・・もう一度言う俺の母親マジでやばい。ちなみにこれらの情報は全てママが話していた、そして俺は父親にあったことがない、俺があった人は母親であるアグニス、姉であるアガタ(初めて目覚めた時にいたもう一人の少女)と同居しているテレサさん、ちなみにテレサさんはとてもアガタに似ている、いや逆か、アガタがテレサさんに似ているといった方がいいかも知れない、そしてテレサさんはママと同じ部屋で寝ている、・・・・・やめよう、これ以上は想像したくない。


 

 長話が過ぎた話を戻そうそんなわけで超ヘビー級のレズで親ばかで俺の母親であるアグニスが泣いた、そうしていると、ドタドタと音がし、キッチンから薄い茶色の髪に黄色の瞳を持つ少女、俺の姉アガタだ、アガタは行動力が高く元気いっぱいの少女だちなみにこいつは重度のシスコンであるがママほどではない、俺にデレデレで俺に自分のことを「ねえさま」と呼ばせていること以外は普通の人だ。


 「ママ!どうしたの・・・ってわーー!すごい!ママ!カタリナが、カタリナが立った!、ようやく立てるようになったんだね!お姉ちゃんうれしいよ~」


 そう言うとアガタも泣き出した、なぜこんな某アルプスのク○ラみたいなことになっているかと言うと、この俺はもう2歳だ、だが今日初めて一人で立った、そう、言葉を話すより後にたったのだ、しかももう俺は2歳で同年代の子供はもう立っているのが普通の中周りより速く言葉を覚えたのに立てずにいた、それが今日立ったのだ、そんな事になれば泣くのも無理はない、そう思った。


 そして俺はこの体の弱さの理由を知るべくこう言った、


 「まま、ねえさま、わたし自分の姿が見てみたい。」


 「う~、ぐすん、いいよ、ママがもってくるからちょっと待ってね」


 そう言うとママの姿が一瞬ぶれ姿見を俺の前に置いた。


 それに映った自分の姿を見て絶望した。


 銀髪なんてもんじゃない本当に色素が抜けたような真っ白な髪、赤よりも赤い真紅の瞳、そして服の上からでも分かる華奢な体に血通っていないような青白い肌、そしてまだ幼いとても愛くるしい顔、そうこれ、この美少女が俺だ。そして俺の体全体をみて確信した、


 俺、人間のアルビノだ。


 と、俺は膝から崩れ落ちた。


 そして事件は起こった、


 ボキボキバキッ


 「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

 母→ガチレズ

 姉→シスコン


 と言うかなり個性的な人でした、あと世界観は中世あたりです。


 次回は主人公の体を、主人公自身が強化する話です

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