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巨大数による異世界介入  作者: 社畜を辞めたい
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冒険者ギルドの訓練場

本日二話目です。

異世界転生93日目の朝。


俺は獣公爵領の屋敷で起きた。

イリン以外はまだ寝ている。


昨夜は夜が更けるまで、迷宮攻略に夢中になっていたみたいだからな。

俺はお気に入りの戦時奴隷と過ごした。



「ご主人様、ご朝食は如何されますか?」


「肉、美味しい肉がいい。」


「ご準備させて頂きます。」






俺は迷宮に行こうと、近くの冒険者ギルドに来ている。

昨日、ネプ達が攻略していた迷宮に向かうつもりだ。


地下に広がるが、洞窟と言うより城と言った佇まいらしい。

迷路にもなっていて、攻略が楽しい迷宮だとか。

まぁ、ネプやイリン、ツヴァイがいるから言えることだと思うが。



「なんだなんだ、お子様が見学でちゅか?」


どこも同じような絡み方は、どうにかならないものだろうか。

切望していた俺が言うのもアレなんだが。


「何かご用でしょうか?」


「ガキの遊び場じゃねぇって言ってんだよ!」


「冒険者を舐めるな!」


強面の酔っ払い達に絡まれる私服の少年。

俺が少年か……実年齢は伏せたい。

助けがあってもいいと思うんだが、皆が皆見て見ぬ振りだ。


……もしかして、昨日ネプ達にも同じ事して痛い目に遭っているんじゃ?

仲間意識に感銘を覚えると共に、放置じゃダメだろとツッコみたい。


「昨日は、随分と面白い体験をしたようですね。」


「ひっ、て、てめぇに関係あるかよ!」


「彼女達のパーティリーダ、Aランクのジンです。」


「強がっても意味ないぜ、ギルドカード出せよ?

 なぁ?こんなのがAランクか?」


「手合わせでもしますか?」


「いい根性してるな!

 こっちに来いよ、訓練場がある。」


最初に絡んできた如何にもな奴ではなく、それを面白そうに見ていた冒険者に誘われる。

酔っ払い共も乗り気のようだし、楽しみますか。






俺はギルドの訓練場に来ている。

ギルドの裏手にある室内競技場のような空間だ。

かなり広いな、魔法使いも多いようだ。


「武器は何が言い?

 刃は潰してあるから死にはしないぜ。」


いやいや、死ぬから。

こんなので一般人が殴られたら死ぬから。


「片手剣はありますか?」


「おい!持ってこい!」




「いつでも掛かって来い。」


相手は片手剣と盾、もしかして騎士上がり?

盾の印章に見覚えがある、自前か?

取り敢えず、剣術(2)だけで戦う。


袈裟切り、逆袈裟。

どちらも防がれる。


右薙ぎを防がれると、盾で押し返される。

突きを入れて見るも剣で逸らさせる。


「もう終わりか?」


盾でこちらの剣をずらして、開いた隙間に剣を差し込まれる。

まぁ、剣を手で掴むんだけどな。


そんなことは想定内と、剣を手放して盾による攻撃が来る。

奪った剣を持ち替えて、二刀流で防ぐ。


「……くそっ、動かねぇ!

 どうなってやがる!」


「こうなってます。」


盾に強めの蹴りを入れる。

まぁ、真っ二つだな。

ありがとうございました。

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運営様からの削除通告があり、今は次作「対称性を破って現実⇔異世界変革」に夢中です。
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