表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
巨大数による異世界介入  作者: 社畜を辞めたい
86/233

ドライアドとの出会い

日付が変わったので、本日一話目です。

異世界転生92日目の昼前。


俺は大陸西南部の魔領域に来ている。

魔領域の内、西北地域は支配済だが、西南方向も治めたい。

東側は、獣帝国の目があるから動きにくいしな。


鬱蒼と茂る木々、セシの熱帯雨林が可愛く思えるほどだ。

俺は雷魔法を用いて酸素を生成中だから問題ないが、この漂っている胞子?はカビか?

巨人種が南に向かわなかった理由がよく分かるな。




段々と、暗くなってきている。

胞子が多過ぎて、太陽光すら遮っているようだ。

最早、雪が降っているような状態だが。


……鬱陶しいな!

俺は雷魔法を用いて胞子に電荷を持たせる。

電気式集塵装置と原理は同じだが、対象範囲はこの辺り一帯だ。




俺は広い空を飛んでいる。

胞子は全て地上に落下しており、澄んだ空気が美味しい。


この辺りは、森の上に森が出来たような形状だ。

所々崩れているから分かるんだが。

魔獣も巨大な物が多い。

猪型の魔獣だと思うが、一軒家サイズだな。




取り敢えず、目前に立ってみた。


まずは、巨体を活かしての突進。

片側の牙を掴んで押さえ込む。


今度は噛み砕こうという魂胆かな。

口の中に、石魔法を用いて花崗岩の柱を生成する。

……噛み砕かれてしまったので、投げてみる。


巨体故の弊害か、地面(木々だけど)が崩れて落ちていった。

穴を覗いてみると、まだ生きている。

えっと、口からファイヤーボールで攻撃されているんだが。


このままじゃ、周りが燃えちゃうよ?

まぁ、俺が丁寧に魔法を返してあげているからだが。

高ランク冒険者じゃないと、どうしようもないレベルかな。


さくっと、首をプラズマで焼き切る。




俺は猪の肉を焼いている。

解体はアインにやらせたので、俺は待っていただけだが。


これでもかと、胡椒を肉に振る。

俺は食べようと思ったことを後悔している。






俺は魔領域を更に南下している。

既に森林ではなく、巨大な木が生えている。

木々の間は深い谷になり、大きさを強調している。


その中でも特に巨大な木の前に降り立ってみた。

まぁ、この地帯に入るときに闇魔法を用いた強大な結界らしき物があったからだが。

ネプとイリンしか、越えることは出来ないだろう。




何の反応もないので、イリン千人分程の魔力を込めたペッタンを用いて伐採してみた。

悲鳴を上げながら、巨人種よりも更に巨大な魔族が幹から出てくる。

まぁ、そのまま干からびてしまったわけだが。

所謂、ドライアドかな?




俺は周りの木々が蠢いているのを黙って見ている。

蠢いているというか、動こうとしているというか。



「アイン、これってどのくらい時間掛かるの?」


「我が神よ。一日もあれば、集まってくると思われます。」


うん、明日もう一度来よう。

誰も残さないのは意味が無いので、新たな眷属としてフィーアを召喚する。


「フィーア、話を聞いておいて。」


「御心のままに。」


あれ?なんか変な気がする。

ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
運営様からの削除通告があり、今は次作「対称性を破って現実⇔異世界変革」に夢中です。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ