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巨大数による異世界介入  作者: 社畜を辞めたい
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舞踏会場での夕食

本日四話目です。

異世界転生91日目の夕方。


俺たちはララの姉妹が住む都市に来ている。

既に岸壁は真横にあり、間もなく入港が完了する。


巫女天狗から連絡を受けた警備隊が港を囲っているが、

物珍しい物が見られると、臣民が押しかけている。

拍車をかけているのは、元王女達が勢揃いで際どい衣装に身を包んでいるからだが。


ネプや奴隷娘達、アヤさんも着飾っている。

この為に、先日の夜はあったのか……。






「陛下、お久しぶりでございます。」


「お姉様、陛下はご興味を持たれておりません。

 屋敷へ向かわせて頂きます。」


「失礼致します。」


いやいや、確かに興味は無いけど、蔑ろにしなくても……。

まぁ、子種を強請る女にしか見えないけど。

仲良かったはずだよね?違うの?


「ジン様、王女の争いは醜い物です。」


「リルエルも?」


「はい。私どもも家族ではありましたが、王族でしたので。」


「魔族はそのようなことありませんよ。

 実力が全てですから。」


それもどうかと思うけどね。






異世界転生91日目の夜。


俺は獣公爵領の屋敷にいる。

元は別荘の役割もあったらしく、舞踏会場にて夕食会が開かれているが。


代わる代わる挨拶に来る者達にはアインが対応している。

俺たちはアヤさんの思い出話を聞きながら、料理の名前を覚えている。

懐かしいのか、アヤさんの酔いは早い。



「ジン!聞いてる!?」


「すいません、聞いてませんでした。」


「何よー。あの王女様の方がいいって言うの?」


なんて事言うんだ!

ほら、リルエルがテーブルに潜っているよ!!


「アヤさん、彼女達は中古です。」


「そうなんだけどね。ほら、スタイルとか……胸とか。」


一応言っておくが、別にアヤさんは小さいわけではない。

手のひらサイズなだけだ。


「痛いです。」


俺が頑丈だからと、オリハルコン製のナイフを投げないで欲しい。

出席者から悲鳴が聞こえているから。


「アヤ様、ジン様はどっちもいけます。」


「リルエル、その発言は擁護になっていない。」


「では、こちらの援護を致します。」


「リルエル、貴方ばかり狡いわよ!」


「では、アヤ様もご一緒にどうぞ?」


「……っな、何言ってるのよ!こんなところで出来るわけないじゃない!」


「大丈夫です。見えてませんから。」


「そういう問題じゃないの!」


仲良しアピールも大事だけど、ネプが全部食べちゃうよ?






異世界転生92日目の朝。


俺は獣公爵領の屋敷で起きた。

昨夜、散々可愛がったアヤさんはイリンにマッサージされている。

アヤさん達は、近場の迷宮攻略の予定だからな。


「ジン、手加減しなさい……。」


「いってらっしゃい!」


「バカ!」


そんな事言いながらも、もう一回要望するアヤさんも凄いと思う。

ありがとうございました。

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運営様からの削除通告があり、今は次作「対称性を破って現実⇔異世界変革」に夢中です。
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