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巨大数による異世界介入  作者: 社畜を辞めたい
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ドラゴン退治

南門から出て西に一直線。


異常な体力は、多分音速ぎりぎりで走れている。

音速だろう壁は、ちょっとした抵抗があるから分かりやすい。

初物みたいな?


最近、やってないなぁ。






徒歩のおよそ200倍。

そんな速さで走れば、四半時もかからずドラゴンが住まうであろう山にたどり着く。


富士山ではない。

言うなれば、立山連峰だな。


よし、狩ろう。


まずは、獲物を見つけないといけないわけだが。

高く売るためには、なるべく損傷も少ない方がいい。

どうしたものか。

結構広いぞ、この山々。


何も案が出てこない…。



ん?あれは?

俺の能力はとんでもなく強力になったが、殺気というものは出せるんだろうか?


日本人に、殺気などという者が出せる人間は殆どいないだろう。

そもそも、殺す気ってなんだよ。

なんで殺すんだよ、法治国家だぞ。

あ、俺殺されてら。


なるほど。

あのときの感じね、分かりやすい。

忘れたいと願ったが、絶対に忘れられない。



まずは、予行練習。


「おぉ、りゃー!」


うん、成功だったようだ。

慌ただしく、空に舞い上がるドラゴン13匹。

なんでこんなにいるんだ。



よし、本気でいこう。

あの時あの場所で、俺が感じた敵意のように。



「ぎぃゃーーー!!!」



あれ?

ドラゴン達、墜落してるよ?



結果、ほぼ無傷のドラゴンを13匹入手した!

あ、一匹はぼろぼろだ、この間の奴ね。






夕方遅く、商業ギルドはまだ開いていた。


「ジンと申しますランク1の商人ですが、シュッタルト様いらっしゃいますでしょうか?」


「少々お待ち下さい。」


受付嬢が変わっていたため「なんだこいつ?」みたいな目で見られたが、ご褒美です。

なぜ、商業ギルドの受付嬢は皆猫耳なんだ?

狙っているのか?そうなのか!?



「お待たせして申し訳ない。して、如何様でしょうか?」


「シュッタルト様。実は危険な物品が手に入ったので、明日査定に西の方に来て頂きたいのです。」


「なるほど…。どの程度の量になりますでしょうか?」


「そうですね。正確には分かりかねますが、この支部で手配できる量では足りないかと」


「そんなにも!?本当でしょうな?疑うことは大変失礼に当たりますが、それだけの人員、動員するにもかなりの金銭を伴いますが」


シュッタルト、案外いいやつじゃね?

俺の損失を最小限にしようとしてくれているよな?


…あれ?俺騙されてる?

このまま、借金奴隷へ行ってこーい!が狙いなのか。


「危険と対価はつりあうものだと思いませんか?」


朝と同じセリフを俺は言ってみた。


「もちろんですとも。では、明日昼前にこちらにいらして頂けますでしょうか?」


「承知いたしました。南門から四半時の場所までお願いいたします。」


「畏まりました。では、明日よい取引ができることを願っております。」



なんとか、段取りはついたな。

さぁ、明日は一攫千金の時間だ!!

ありがとうございました。

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運営様からの削除通告があり、今は次作「対称性を破って現実⇔異世界変革」に夢中です。
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