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巨大数による異世界介入  作者: 社畜を辞めたい
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最後の二人旅

異世界転生77日目の夜半。



「はい…っ閣下、伺っております。」


俺はフーリゲを訪ねている。

事前に連絡を入れておいたから、そのまま部屋に通された。






「ジン、こんな時間にどうしたんだい?」


「伯爵家の四男が、領地で問題を起こしてな。

 当主を呼び出すのに、一筆書いてくれ。」


「それは構わないけれど、領地はあげられないよ?」


「賠償金が貰えれば、それで構わないから。」


まぁ、当主の引退は当然としてな。


「……一体、その四男は何をしたんだい?」


「俺を狩ろうと、王国軍を無断で動かしているのさ。」


「ジンをかい!?正気の沙汰とは思えないんだけど。」


「もちろん、俺だって知らないからな。」


「……ジンは、そう、相変わらずだね。」


フーリゲは苦笑いしながらも、納得したようだ。

俺だと知らずに狩ろうとするのも問題になるが、

王国軍は俺の許可を得ずに行動しているからな。


お飾りの責任者であっても、平時はそれを尊重するのが軍だろう。

公国の領内、尚且つ公国の人間が上官なら尚更な。






異世界転生78日目の未明。


俺はアヤさんの所に戻ってきている。

ドラゴンを連れて都市に赴くと、交戦せず都市に入るには時間が掛かるから、

伯爵らを連れてくるのは、巫女天狗に任せた。

アヤさんを起こす時間が遅くなってしまうからな。




「アヤさん、そろそろ寝たいので替わってくれませんか?」


「…おはよう、ジン。

 私、寝てたみたいね……。」


「今からは起きていて下さいよ?」


「ごめんなさい。もっと早く起こしてくれればいいのに。」


「偶にはいいじゃないですか。

 今回は私が原因なんですから。

 それでは、お休みなさい。」


「うん、ありがとう!

 おやすみ、ジン。」


寝ぼけていてくれて助かった。

見張りが寝ていたなんて、冒険者失格だしな。

アヤさんにはもう暫く、ぼーっとしていて貰おう。






異世界転生78日目の朝。


俺は森の中で目覚めた。

アヤさんは、まだぼーっとしている。



「アヤさん、朝食食べませんか?」


イリン作の朝食をアインに転送して貰ってから、

アヤさんの状態を正常に戻させる。


「ジン……食べる。」


きっと食べている内に、昨夜のことは忘れてくれるだろう。

美味しい朝食で、記憶を上書きできればいいが。






異世界転生78日目の昼。


俺達は街を目指して森を進んでいる。

森も深くなり、見渡せる範囲が狭くなってきている。

そろそろ、行程も半分かな。






異世界転生78日目の夜。


俺達は森の中心部を抜けたようだ。

少しずつ、森の密度が薄くなってきている。


「この辺りで休みましょう。

 明日、昼には着きそうだわ。」


「分かりました。」


「今日こそ先に寝ていいわよ。」


「お休みなさい。」


「待ちなさい。

 寝る前に、することあるでしょう?」


抱きついてくるアヤさんからは、相変わらずいい匂いがする。


我慢していても、漏れてしまう嬌声が、

いつもより俺を元気にさせる。






異世界転生79日目の朝。


俺は森の中で目覚めた。


「ジン、まだ朝食あるかしら?」


「ありますよ。早速、食べましょう。」


アヤさんは恥ずかしがっている。

昨夜は、結局我慢せずに楽しんでいたからな。

まぁ、真空で囲っていたから周りには聞こえていないが。

ありがとうございました。

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運営様からの削除通告があり、今は次作「対称性を破って現実⇔異世界変革」に夢中です。
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