後味
本日四話目です。
異世界転生58日目の夕方。
リンに教えられた場所に来てみたが、オークが多少いる程度だ。
数百体か?兎に角、全てのオークの右耳を奪う。
序でに、生命を絶つのは当然だよな。
異世界転生59日目の朝。
俺はルーメンの屋敷で起きた。
今日はララが後ろ向きで乗っている。
つまり、猫しっぽをにぎにぎして欲しいんだな!!
「ジンと申しますが、ギルドマスターのリンはいますか?」
「確認しますので、少々お待ち下さい。」
俺は冒険者ギルドに来ていた。
昨日の成果を報告しにな。
「おぉ、ジンじゃないか。オークの討伐は終わった?」
「これが討伐証明ですよね?」
「もちろん。…凄い数だな、すまなかった。
怪我とかしなかった?って、してなさそうだな!
依頼は加点有りの達成だ。
今日はどうする?休む?」
「いえ、今日も依頼を受けようと思います。
もっと高難度の依頼がいいですが。」
「そうだねぇ。
本来は登録して直ぐの子に依頼する内容じゃないんだけど、
この盗賊討伐の依頼やってみる?後味、かなり悪いけど。
私の権限で、君に依頼することが出来るよ?」
「それにします。
詳しく、教えて貰っていいですか?」
「そう…。
魔領域に本拠地を持つ盗賊でね。主に誘拐を生業としている。
容姿の優れた子を、幼子でも構わず誘拐する連中だよ。
正規の奴隷市場に流れる子もいるけど、それでも随分な扱いを受けた後みたい。
最近、遂に有力貴族にまで手を出したところさ。
もう直ぐ討伐軍が組織されるだろうけど、その前に冒険者ギルドが解決したい案件ってこと。
どう?それでもやる?相当な実力者がいるよ?」
「構いません。すぐに向かいます。」
俺は、強姦は許せない。
様々な事情を考慮して、本人が認めたならいいが、
無理矢理犯すなんてありえない。
盗賊の声は省略する。
魔領域に、徒歩だと十日ほどの所に盗賊の本拠地はあった。
まず、転移魔法を用いて、全ての盗賊を溶解炉に突っ込む。
溶けすぎて命の危機に瀕すると、アインの光魔法で全回復させる。
精神が壊れそうになっても、アインに回復させる。
反撃など、アインが許すわけないだろ?
痛みが快感になるまで、責め苦を味わうがいい。
「死なせて下さい。殺して下さい。お願いです、殺して!!」
「殺して!」「殺して!!」
誘拐された子達は、酷く輪姦され続けた後だった。
精神の壊れ方も、身体の損傷も激しすぎる。
光魔法の使い手により、延命されているだけだ。
40人ほどいたが、全員が死を望んだ。
俺は全員の記憶を奪った。
もちろん、全ての損傷も無かったことにした。
俺ではなく、アインの魔法によってだがな。
これからは、俺の庇護下で安寧の日々を過ごして貰いたい。
偽善者だと言われようと、これは俺がやりたいことだ。
ありがとうございました。




