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巨大数による異世界介入  作者: 社畜を辞めたい
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冒険者としての活動

本日三話目です。

異世界転生58日目の昼。


俺は獣公爵領の直轄領で、巫女天狗からの報告書を読んでいる。

屋敷はアインと名付けた蛇女により、快適に改造されている。

まぁ、減った分の魔力を供給する方法が、

子種を飲み込むことだったのは楽しかったがな。



内容は、転移に際してどの程度の運動量が保存されるかだ。

どうやら、転移時の運動量は保存されているらしい。

だが、加速度が得られないため、惑星外への転移は危険を伴う。


まぁ、数百回試行を繰り返して、静止軌道を見つけたがな。

巫女天狗が、惑星系の詳細を解析中だ。

この惑星の大陸は、王国がある大陸と、その東西に大陸があるようだ。


この成果により、弾道計算が可能となるはずだ。

あとは、試行錯誤あるのみ。

まぁ、俺がやるわけじゃないがな。






「あぁん?てめぇみたいなガキがなんのようだ!」


俺は獣公爵領南部の冒険者ギルドに来ている。

獣公爵領での、今現在の前線基地の一つだ。

魔領域攻略、冒険者としてやってみたいじゃん?


「冒険者登録に来ました。」


返事より先に、拳が飛んできた。

まぁ、腕ごと粉砕してやったが。



「冒険者登録、お願い出来ますか?」


静謐な空間に、俺の声が響いた。

まぁ、絶叫は聞こえないとしてな。

流石に、受付嬢は冷静だ。


「はい。ステータスにて名前と種族を確認させて下さい。」


「こちらで、手続きをお願い出来ますか?」


俺が出したのは、フーリゲ直筆の要請書だ。

俺を冒険者として無条件で登録してくれって内容のな。

王国、帝国、獣王国、全ての印章が入っている。


「っ、少々お待ち頂けますか?」


受付嬢は、上役に確認に行ったようだ。



「死ねぇ!!」


そんなことを言いながら、さっきの男の仲間が襲ってきた。

武器を持つ腕を粉砕し、呪文を唱える喉を砕く。

そこそこの実力者のようだが、俺には空気抵抗と変わらない。



「えーと、あなたがこの面倒な書類を持って来た人かな?」


受付嬢が連れてきたのは、エルフの女性だった。

俺の後ろに広がる惨状には、部下に指で指示するだけだ。


「はい。不足でしたでしょうか?」


「そんなことはないよ。こんな面倒な書類、さっさと片付けるに限るね!」


「では、登録をお願いします。」


「はいはい。規則の説明いる?いるよね、分かってるよ。

 冒険者は、FからSまでのランク分けがあるけど、

 この感じだと君はDランクからだね。

 依頼を達成するとポイントが入るけど、マイナスもあるからね。

 一定以上のポイントがあれば昇格、下回れば降格、簡単でしょ?」


凄く喋る女性だ。

まぁ、聞きたいことは聞けるからいいんだけどな。


「早速、依頼を受けてもいいですか?」


「もちろん!ただし、必ず私の所に来てね?

 私はこの冒険者ギルドマスターのリン、受付に言ってくれればいいから!

 最初は、このオークの集落からかな?

 早速行ってみよう!」


そんな感じで、俺の正規冒険者としての活動は始まった。

ありがとうございました。

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運営様からの削除通告があり、今は次作「対称性を破って現実⇔異世界変革」に夢中です。
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