南部貴族と最後の交渉
異世界転生48日目の朝。
俺はルーメンの屋敷で起きた。
まだ、皆睡眠中だ。
戦時奴隷の中で、気に入った子の部屋に遊びに行こう。
この屋敷も、女の子ばかりが生活するようになって、
いい香りに包まれている。
廊下ですれ違ったら、そのまま楽しんだり、
他の子と談笑中に、後ろから襲いかかったりして、日々楽しんでいる。
即座に下着を脱ぐ戦時奴隷達も、誘っているようにしか思えないしな。
因みに、メイド達は役所に転勤させた。
巫女天狗によって、この屋敷は管理されている。
「陛下、ようこそおいで下さいました。」
三つ目の公爵領に再び訪れると、バロンが対応してくれた。
「次期当主とやらは、どうかしたのですか?」
「それが、体調を酷く崩されまして、
本日は私が代理として、陛下のお言葉を頂戴致します。」
どうせ、布団の中で震えているだけなんだろう。
綺麗な女を侍らせながらさ。
「代理ということは、バロンさんも公爵の血筋の方ですか?」
「傍系ながら、血を引いております。」
「そうですか。
では、ルーメン公国王として命じます。
バロンさん、貴方が公爵位を継いで下さい。」
「そ、そのようなわけにはいきません!」
「バロンさんが継がなければ、血筋は消えることになるでしょう。
どうしますか?」
「…謹んで、拝命させて頂きます。」
「公国からの条件は、兵役と、
こちらが指定する土地を直轄領として頂きます。
およそ、公爵領の五分の一です。
また、統治の監視のため、文官を4000人程派遣します。」
「仰せのままに。」
バロンさんは、もう抵抗することを諦めたようだ。
巫女天狗を、新たに4096人召喚して、統治に当たらせる。
つまり、公爵領の乗っ取りだ。
俺はバロン公爵領の西側に来ている。
直轄領としたのは、海に面した西側の流域全て、
南北150キロ、東西200キロだ。
もちろん、正確な名称はバロン公爵領ではないが、便宜的にな。
新たに2048人、巫女天狗を召喚して、
一帯の工事計画を立てさせる。
既にいくつか町や村があるが、それらは直轄領の範囲から外してある。
あの公爵が治めていた町など、碌な事がないだろう。
工事計画が出来たようなので、それに従って、
大規模農業を開始できるように改造する。
広いため、もう2048人巫女天狗を召喚して、合計4096人とする。
この人数で、ルーメンの農業用地と共同して、
大規模農業に取りかかって貰う。
異世界転生49日目の朝。
俺はルーメンの屋敷で起きた。
今朝は、イリンが楽しませてくれるらしい。
「陛下、我が公爵領に、ようこそおいで下さいました。」
俺はドラゴンを連れて、四つ目の公爵領に来ている。
バロン公爵領の、更に南側にある領地だ。
ここは、公爵と主要閣僚しかおらず、媚びを売る少女は見られない。
主要閣僚も、皆武官出身だろう。
流石に帝国でも、国境には力を入れていたようだ。
「ジンです。こちらが、王国からの通知です。」
「お預かり致します。…承知致しました。
陛下の臣下になれることを、心から歓迎しております。」
「公国からの条件は、兵役と、
未開発でも辺境でも構わないので、広い土地を直轄領として頂きたい。」
「広い土地であれば、どこでもよろしいということでしょうか?」
「そうです。公国は、広い土地を求めています。」
「それでは、南側の国境一帯を、お願い出来ませんでしょうか?」
…そうきたか。
確かに、帝国が敗北した今、国境付近は紛争地帯と化すだろう。
それを俺に、取りなせということだな。
「南側一帯となると、この公都も含まれてませんか?」
「含まれております。
我々は、北にある砦を、新たに公都として宣言させて頂きます。」
「正確には、この辺り一帯と理解していいでしょうか?」
俺は公爵達に地図を見せる。
「なんと、このような物が存在するのですか…。
帝国では、勝ち目がなかったはずです。
っ、失礼致しました!
陛下のご理解通りでございます。」
「では、南側国境一帯を、公国の直轄領とすることで、
王国への賠償は完了したということで。」
「我が公爵領の未来、陛下に委ねます。」
あーもう。また戦争だよ。きっとな。
ありがとうございました。




