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巨大数による異世界介入  作者: 社畜を辞めたい
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役所の設立

異世界転生44日目の朝。


俺は帝都の高級宿で起きた。

今日はネプと奴隷娘達と一緒だ。



戦時奴隷として、40人程楽しんだんだが、

どう考えても、ルーメンの屋敷の収容人数を超えている。

いや、部屋はあるんだが、領地経営で使っているんだよな。


子供も生ませるから、一人一部屋は欲しいところだ。

まぁ、男の子であれば、生まれて幾ばくかで、

母親の出身貴族家に、次期当主候補として連れて行かれるが。


兎も角、領地経営用の建物が必要だな。






「準男爵、お元気でしたか?」


俺はルーメンの屋敷に転移した。

執務室に行くと、準男爵が巫女天狗の監視の下、

必死に書類を片付けている。


「閣下っ!閣下のご武勇、このルーメンまで鳴り響いております!」


どんな武勇か気になるが、そっとしておこう。

フーリゲが適当に流している噂だろうしな。


「ありがとうございます。

 実は、多くの戦時奴隷を手に入れたんですが、

 屋敷に余っている部屋では、足りなさそうです。

 そこで、屋敷とは別に、仕事用の建物を建てたいなと思いまして。」


「承知致しました!

 私どもも手狭に感じており、既に候補地は検討しております。」


おぉ、仕事が早い!

どれどれ、屋敷周辺の商人の屋敷を、買い上げるってことか。

ルーメンは、住んでいる人間は少ないが、人通りは多いからな。

商会も都市の規模以上に存在している。


だが、該当する商人は、売ってくれないと。

まぁ、こんな都市、他にないからな。

領主の屋敷の近くに、居を構え続けたいんだろう。


しかも、その商人が属するのが、

うちの騎士隊の武具を扱っている商会のため、

強気に出られず、頓挫していたってことか。


準男爵が俺に、働けって言ってるように感じる。

まぁ、巫女天狗が差し出した手紙に、署名して仕事は終わりだが。


「準男爵、この手紙を、かの商人に渡して下さい。

 無事購入できたら、早速建てますので、私はその準備をしてます。」


「承りました!!」


手紙には、俺と良好な関係の方がお得だよ?ってことしか書いてないがな。




俺は屋敷の庭で、巫女天狗を召喚して、役所の設計をやらせている。

俺がいると進まないので、内装職人に屋敷内の全ての部屋を、

改良するように依頼して、見学中だ。

仕事中の皆々は「今日はもういいから」と追い出した。

実際、空に場所を移して作業中の巫女天狗だけで、

殆どの仕事は可能だからな。



「閣下、候補地の購入が完了致しました。

 建設をお願い致します。」


「お疲れ様です。早速建設します。」


巫女天狗が作成した設計図を参考に、花崗岩で役所を建設する。

敷地全てを使った四階建ての役所だ。

今のルーメン公爵領を統治するには、半分の大きさで十分だが、

此度の戦争の報奨で、領地が増えるだろうからな。


ドラゴンが帝都を監視する中、帝国貴族及び文官はとても協力的なはずだ。

領地が増えるなら、早く欲しい。

ありがとうございました。

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運営様からの削除通告があり、今は次作「対称性を破って現実⇔異世界変革」に夢中です。
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