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巨大数による異世界介入  作者: 社畜を辞めたい
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上下水道の作成

異世界転生30日目の朝。


俺はルーメンの屋敷で起きた。

リルエルが俺の上で楽しんでいる。

リルエルは、元から朝に強いのか?






「ジン伯爵閣下、陛下の即位式及び閣下の叙勲式の日取りが決定致しました。」


執務室に行くと、王都からの使者なる人物から日程を伝えられた。

明日らしい。

つまり、今から早馬で、昼夜走って来いって日程だ。

使者の雰囲気からして、俺を歓迎していない一派の人間だろう。

意図的に、日程ギリギリに教えてきたな。


「では、明日登城します。」


意外そうな顔をしつつも、使者は帰っていった。

面倒なことになりそうだ。






俺は東の山に来ている。

ルーメン川のもう一つの支流にも、ダム及び堤防の工事が必要だからな。

昨日と同じ事を、さっさとやる。




今日の本来の目的は、上下水道の作成をすることだ。

それぞれのダムから、中間地点にある貯水池までアーチ型の水道橋を引く。

総花崗岩製の水道橋だ。

もちろん、横方向からの力にも負けないように、支えを追加している。

横から見ればアーチ型、縦から見ればトラス型だ。

計算は巫女天狗にやらせた。



貯水池自体も、総花崗岩製だ。

壁面からの土砂の流入を、させないようにな。

この深く細長い貯水池で、不純物を沈殿させる。

まぁ、更に巫女天狗に綺麗にして貰うが。


貯水池から都市ルーメンの屋敷まで、水道橋を建設する。

都市内の建設予定地は接収したから、

転移して建設、転移して建設だ!






俺はルーメンの屋敷にいる。

上水の水量が多すぎた……。

氷魔法で直接排水しなかったら、直ぐに水浸しになってしまう。

排水は巫女天狗に任せて、急いで下水の作成をしよう。



大通りの地下に、海に向かって下水を作成する。

まだ上水と繋いでいないから、炎と酸素を生成しながら地下で作業している。


「んがっ」


目の前を掘り進んだら、海水が入って来た。

埋めて埋めてっと。

どうやら、大通りからズレてしまったようだ。

本来なら、下水処理施設(ただの肥溜め)に繋がるはずだったんだが。


地上に出てみると、かなりズレていた。

うん、人目があっても地上で作業しよう。

とりあえず、掘った穴を埋めないと…いや、埋めなくてもいいのか。

ロマン溢れる隠し通路にしよう!

転移できるから、使う予定はないがな。






俺は下水の作成を完了した!

上水と繋いでみたが、排水量は問題なようだ。


これで、ルーメンの屋敷は上下水道完備となった。

まぁ、上水は流しっぱなししか思いつかなかったがな。

トイレが常に流しっぱなしは、清潔な感じだ。

もちろん、排水トラップは付けた。



洗濯機の横から、下水の匂いがするなんて日常だった。

どんなに暑くても、帰れない週は帰れない。

先輩社員様をお見送りしてもな。なんで見送りが必要なんだ!

俺も帰りたい!!

もちろん、シャツは14日分買っていたぞ?

臭いと雑巾で拭くはめになるから…。


止めよう、昔を思い出すのは。



都市ルーメンは、明日には上下水道完備の都市となる。

石材だけ生成して、新たに召喚した巫女天狗1024人に投げたがな。



趣味として、女性専用の無料水浴び場を作った。

当然、俺は覗ける仕様だ。

寧ろ俺に抱いて欲しいらしく、

少女が積極的に、処女の証をちらつかせ誘ってくる。

うん、伯爵の子の母になれれば、人生安泰だもんね。

想像と違って楽しめない…。


巫女天狗に、俺好みの処女がいたら、紹介して貰うことにしよう。

何人側室がいたっていいしな。



今日はイリンの気分だ。

ありがとうございました。

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運営様からの削除通告があり、今は次作「対称性を破って現実⇔異世界変革」に夢中です。
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