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巨大数による異世界介入  作者: 社畜を辞めたい
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ダムと堤防の作成

異世界転生29日目の朝。


俺はルーメンの屋敷で起きた。

今朝はイリンと楽しもう。



「閣下!伯爵閣下!!」


見学が耐えられなくなったリルエルとも楽しんだ頃、

寝室の扉を猛烈に叩かれる。

まぁ、既にリルエルはお腹いっぱいで、

恍惚としているからいいんだけど。


「どうかしましたか?」


まだ着替えていないので、ドア越しに応答する。

最近マイも、自家発電するようになった。

パパは複雑です。


「ドラゴンが!ルーメンとハーリンフリートの間に、ドラゴンが出ました!!」


………忘れてた!

貰ったアイスドラゴン放置だったよ。


「あー、その。あのドラゴン、俺のだから大丈夫ですよ?」


「な、何を仰っているのか分かりません!!」


「俺が招いた客人だから、大丈夫です。」


「閣下が、まね、招かれたのですか?」


「そうです。伯爵である私が招いた客人です。

 無礼のないように、そっとしておいて下さい。」


「招致致しました…。」


……これで大丈夫かな?

もっと、友好的な態度を取らせないと。

まぁ、今もただ寝ているだけだろうけどな。


巫女天狗達に、伯爵領の紋章付き外套(ドラゴン用)でも作らせるか。

因みに、ハーリンフリートは、北の山側にある町だ。






アイスドラゴンは寝ていなかった。

俺がいる方角に向かって、延々頭を垂れていたらしい。

止めてよ!


言葉が通じないのが不便だ。

ネプに、人間の言葉を教えて貰うことにしよう。

奴隷娘達も一緒に付ければいいしな。






俺はルーメン川を北に向かって転移している。

巫女天狗の作成した工程によれば、もう少し先がダム建設予定地だ。


山々の中でも、比較的広い空間があるこの辺り一帯が、

水没地域として選ばれたらしい。

既に、壁面工事や底面工事は終わっているようだ。


まず、予定地の下の地盤を花崗岩に変質させていく。

地下深く、尚且つ広くやっていく。



次は、ダム本体の生成だ。

コンクリートの作り方なんて知らないから、一枚の花崗岩で作る。

壊れないように、厚さ200メートルで一層目を作る。


一層目の下流側に、底部の厚さ100メートル、

頂上部の厚さ10メートルと傾斜のある重しを、

一層目に接する形で作成する。

二層目が、水圧を受け止める仕組みらしい。

高さは共に200メートルだ。



ダムの壁面中央よりやや上に、水が流れ出る穴を作成して、

氷魔法を用いて、ダムを真水で一杯にする。

水量調節のための穴の開閉は、巫女天狗に担当して貰おう。


うん、ダムの作成完了っと。

あ、ダムの水位下げておかないと。




水道橋を作りたいが、その前に川の工事だ。

工程によれば、ほぼ直進する形に、川の流れを変えるらしい。

ただし、河口の場所は変えないように配慮されている。

まぁ、都市ルーメンを移動するのは面倒だしな。


ダムの出口から、下流に向かって、堤防を作っていく。

ダムより上流の堤防は、巫女天狗が作るらしい。


川の両岸を、土、花崗岩、土、花崗岩、土の五層構造の堤防に改造する。

川底を地表より上に設定して、その分堤防は水面よりかなり高く作る。

灌漑のため、地表より水面が高いのは必須だからな。

もちろん、堤防は下方向にも深めに作った。



そして、河口までほぼ一直線に延長する。

転移、改造、転移、改造、転移……。






うん、堤防作成完了っと。

夕方になったので、帰って寝ることにする。

今日は、ネプの番にしようかな。

ありがとうございました。


3日早朝まで、更新頻度が多い予定です。

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運営様からの削除通告があり、今は次作「対称性を破って現実⇔異世界変革」に夢中です。
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