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巨大数による異世界介入  作者: 社畜を辞めたい
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迷宮攻略:地下十一階

異世界転生21日目の昼前。


俺は西の離宮で起きた。

嬉しそうなリルエルと一つになってな。


フーリゲを王城へ送った後、

捕らえたエルフをドットヘルテ氏に売って、俺は寝る事にした。


国の重鎮が全滅したこの時が、最も都合良く人事を弄れるだろう。

フーリゲに寝る時間は無いだろうが、頑張って貰いたいものだ。


報酬に領地が欲しいことは伝えたが、具体的な要望は少し落ち着いてからとなっている。

各領地の詳細を知る人物を呼び出すことさえ、暫くは苦労しそうだしな。

その時が来るまで、俺達は迷宮攻略の続きをやりたい。


とりあえず、リルエルは満足したようだから、ネプとイリンも満足させてやろう。

最後は、もう一度リルエルだがな。






異世界転生22日目の朝。


俺は西の離宮で起きた。

結局昨日は、食事や仮眠を挟みつつ、夜まで三人と楽しんだ。

一応、マイも教育を受けたようだが、

まだ子供が産めない幼女を、相手にするつもりはない。


さてと、迷宮攻略と行きますか!






俺達は転移部屋を使って、迷宮地下五階に来ている。


その際、冒険者ギルドの出張所に立ち寄ってみたんだが、迷宮の地図が売っていた。

道の変化もあるため、正確な地図というわけではないらしいが。

やっぱり、地図あったんだな……。


「リルエル、まずはイリンにボール系の魔法を撃たせてあげて。

 マイはその後ね。残ったらリルエルがやっていいから。」


「はい、ご主人様!」


今回は急いで攻略する必要も無いので、奴隷娘達に戦って貰う。

マイのレベルを上げないとな。



「アイスボール!」


歩く全裸の豚、所謂オークが石の棒を持って襲ってきた。

拳大の氷の塊が、腹部に命中して悶えている間に、マイが頭部を粉砕している。

うん、余裕だな。



迷宮地下六階、数度オーク達と遭遇したが、イリンとマイだけで倒してしまった。


七階。巨漢となったオーク単体。

二人の的でしかない。


八階。巨漢オークが複数。

アイスボールで悶える、マイが頭部粉砕の繰り返し。


九階。普通サイズのゴブリンとオークの混合。

マイのレベルが上がったことで、オークを置いて突っ込んでくるゴブリンを、

安心して任せられるようになった。

その間に、イリンのアイスアローでオークも仕留めていく。


十階。巨漢サイズのゴブリンとオークの混合。

イリンとマイを休ませ、リルエルがサンダーストームで薙ぎ払う。

落雷による音で魔獣ほいほい状態だが、リルエルなら全滅させることもできるだろう。



さて、迷宮地下十階の転移部屋を利用できるようにしてから、

探査系の魔法を用いて探ってみたんだが、やはり地下十一階に降りる階段は存在しない。

地下十一階自体はあることから、床をペッタンで蒸発させて行く。

二階建て分くらいか?すぐに、地下十一階の床が見えた。






「ジン、大丈夫だ!」


迷宮地下十一階。

最初に、ネプに空気を確認して貰う。

空気に異常があれば、奴隷娘達が耐えられないからな。


「リルエル、音が小さい範囲魔法を最初に撃って。」


「はい、ジン様!ファイヤーストームを使います。」


「イリンは、魔力消費が少ない単体魔法を、確実に当てるように。」


「はい!」


「マイは、弱った魔獣がいたら一撃離脱ね。当たらなくてもいいから。」


「分かりました!お兄様!」


おそらく、魔獣の難易度が上がるだろう。

どこまで奴隷娘達は戦えるかな?



暫し進むと、鋭い角と牙を持った金属製の鎧に身を包む、所謂オーガと出くわした。

前衛二匹が斧、後衛三匹が槍を装備している。


「ファイヤーストーム!」


炎で焼かれるだけでなく、金属が熱を持ち、鎧がオーガ自身を更に焼く。

前衛は、斧を持っていられなかったようだ。


追撃のアイスボールを食らって、体勢を崩した前衛の一匹を、マイが狙う。

粉砕は出来なかったが、倒したようだ。

マイが離脱するより、もう一匹の前衛が攻撃する方が速い。

ネプに細切れにされたが、拳がマイを狙っていた。


「アイスレイン!」


リルエルは熱衝撃と、物理的な衝撃で後衛の鎧を打ち砕く。

マイの鎚、イリンとリルエルのアイスアローによって、残り三匹も倒した。



いきなり、攻略難易度が上がったな。

戦闘音を聞きつけたのか、前方から複数の足音が迫ってきている。


「リルエル、音に気をつけてくれれば、遠慮せず攻撃していいから。

 イリンとマイは、弱った魔獣にちまちま攻撃するように。」


「頑張ります!ジン様!」



前方からやって来たのは、角が多めに生えた、一回り大きいオーガ集団だった。

装備は同じだが、前衛六匹に後衛六匹。

オーガが六匹も並べば、通路を塞げるから、それを考えての布陣なんだろう。


リルエルがファイヤーストーム、アイスレイン、アイスストームの順で魔法を使う。

オーガは前衛後衛関係なく、焼かれ砕かれ裂かれていく。

生き残ったオーガは、イリンとマイが倒していく。

危ない時は、ネプがしっかりフォローしている。


まだ戦えるな。

ありがとうございました。

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運営様からの削除通告があり、今は次作「対称性を破って現実⇔異世界変革」に夢中です。
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