子供
異世界転生157日目の朝。
俺は大陸東北にある街で起きた。
元は勇者の末裔が住んでいた所だ、多分。
問答無用で始末したから、詳細は分からない。
まぁ、テント張って寝ていたら、
元の街なんて関係無いんだが。
フーリゲが遂に多民族王国を落としたらしい。
王族、と言っても皇太子だった男だが、
そいつの首を持って凱旋予定らしい。
丁度良い事に、北方連合から私書が届いている。
勇者サクラ名義でだ。
フーリゲの兵士に渡したのだろう。
そうでなければ、
巫女天狗が残した転移装置経由で来ないからな。
そう、手紙だったはずだ。
なぜ、お前がここにいる?
「お久しぶり。と言うべきかな?
ありがとう、かな。」
「あぁ、うん。
久しぶり。」
神力の気配を感じる。
神器を用いた技か。
「元気にしてましたか?
色々と聞いていますが、
私を殺してくれませんか?」
「はぁ!?」
「貴方は優しいですね。
でも、それも終わりです。」
異世界転生157日目の朝。
俺は大陸東北にある街で起きた。
元は勇者の末裔が住んでいた所だ、多分。
問答無用で始末したから、詳細は分からない。
まぁ、テント張って寝ていたら、
元の街なんて関係無いんだが。
フーリゲが遂に多民族王国を落としたらしい。
王族、と言っても皇太子だった男だが、
そいつの首を持って凱旋予定らしい。
俺を監視するアインや巫女天狗による監視によれば、
この辺りの勇者の末裔達も始末出来たようだ。
……いやいや、これ昨日もやったよ!?
昨日?いや、確か手紙が来て。。
…吐き気がする。
神力が捻じ曲がっている感じだ。
兎に角、勇者サクラは死を望んでいた。
勇者がなぜ、なんて問いは早計だ。
それだけの理由があるはず。
そして、俺は勇者近辺に近付くことを禁止していた。
これは誘い受けか、秘密の告白か。
……誘い受けだと思って行動させるしかない。
でも、こっちの事を知っているなら、
この行動も予想の内だろう。
想定外の行動、それが求められている。
異世界転生157日目の昼。
俺は塔型迷宮にある、
ほぼ俺の家に帰って来た。
長い駐屯に従い、ネプ達の城として、
立派な豪邸が出来上がっている。
まぁ、半分以上はネプの頭の覆いだがな。
「ネプ、起きてるか。」
「ジン、子供がいないんだけど。」
そうですね。
結局、受精しませんでしたね。
「子供、無理矢理作る?」
「そうして頂戴。
最後の機会なんだから。」
俺は神力を以て、ネプをロリ巨乳に
-運営の削除に該当しない為の全カット-
人間として最後のネプとのあれこれ。
-やる気が無くなったとも言う全カット-
異世界転生158日目の朝。
俺は塔型迷宮で起きた。
ネプとの楽しい時間も終わってしまったか。
「ネプ、行くよ?」
「お願い、忘れないでよ?」
忘れるわけが無い。
というか、これはネプが励ましてくれただけか。
神力を以て、ネプ周囲の時間の流れを速める。
二十年程加速すると、ネプが産気づいていた。
「ネプ!」
「ジン、覚えてる?」
健気に笑うネプに、俺は元気になるしかない。
「痛い…けど、そんな苦痛ではなさそう?」
「この体で産むとは思わなかったけど、
割と平気。冒険者だしね?」
いやいや、ネプの人生において、
冒険者やってた時間なんて僅かだよ?
捻じ曲がった理由はネプとのあれこれにあります。
投稿できるだけで、明日には消されるんですかね?




