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巨大数による異世界介入  作者: 社畜を辞めたい
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黄組の主

一話目です。

異世界転生145日目の昼前。


俺は最後の多民族帝国王都だった王城、

その中に割り振られた部屋で惰眠を貪っている。



ネプのあれこれの時に、神族になる前に、

時魔法を用いて時間を戻せば良かったなと思いつつ、

冷静さを保つ大切さを実感している。


まぁ、どのみち神力の量やら神域へのアクセスやらで、

実現は難しそうだが、

試す位はやっておきたかった。



そういえば、甲冑野郎の原料は俺の老廃物らしい。

なんか、前もこんな事なかったか?

核に俺の色々を混ぜ込んで、

それを辿って巫女天狗達が操ると。

うん、ドロイドだな。


しかも、使徒として分離した御陰で、

甲冑野郎が乗っ取られても俺自身には影響が無いとか。

いや、正確に言えば常世の何処にいるのか、

大体の検討は付くらしいが、

神の領域に入り込むには権限や許可が必要だからな。

もしくは、莫大な力とか。


勇者の持っていたスキルだって、

僅かな範囲に記憶と再生に必要な魔力を留めるだけだったし。


まぁ、そんなこんなで新たな駒が手に入ったらしい。

使い道は既に決まっているが。




ゴロゴロしながらも、

アインとの打ち合わせを終える。


まぁ、主題は如何にして、

宴会場にいた処女を楽しむかという話だ。


偉そうだった国王代理は自ら腕を落として、

謝罪しているらしい。

まぁ、生かしておくつもりはないがな。






異世界転生145日目の昼。


俺は大陸中央の東にある城にいる。

かつてはある大帝国のさる王城だったが、

今はルーメン公国の支配下にある。


青髪美少女と繋がりながら、

なんだか満足げなピネーちゃんを訝しんでいる。


…俺、寝落ちしていた。

……ピネーちゃん、満足している。

…………お、襲われた!?



いや、流石にそれは気付くだろう。

うーん……神力を用いて過去を検索する。

神族の特権だな。


……あぁ、うん。

青髪美少女から、

出た物を取って自身に入れてたのね。

手口が結婚を迫る年増女と、

同じなのはどうかと思うが。


「ピネーちゃん、妊娠するからね?」


「え?な、なんのこ……いえ、あの、

 もうすぐ来るのでその心配はないと思いますが。」


自白が早くて結構です。

でも、それならなぜそんな事したし!


「さて、私は誰でしょう?」


「えっと、処女好きな変態?」


「間違っては、間違ってはないんだけど、

 今はそういう事聞いてるんじゃ無いよね?」


ピネーちゃんの鼻を、

ぐりぐりしながら再度問いかける。


「なんかよく分からない位強い冒険者です!」


あぁ、そうか。

俺は色々と情報を得られるが、

ピネーちゃんは甲冑野郎の後はこの部屋直行だもんな。


「少し散歩して来なさい。

 いえ、王族の生活空間とかを偵察して来て。」


「えぇ……悪い予感しかしないので、

 寝てていいですか?」


「義勇兵の気概は何処に行ったんだよっ!」


「昨日死にかけたのでもういいかなとか。

 ほら、戦争も終わったみたいで」


取り敢えず、廊下に放り投げておいた。

ピネーちゃんの文句が聞こえるが、

俺は青髪美少女を楽しむのが忙しい。






異世界転生145日目の夕方。


俺は大陸中央の東にある城にいる。


宴会場にいた処女達から、

王族関係者を除いた者達を、

順次楽しんでいる。




王族とかは先に城に行かせて、

事態の収拾という名の、

不平等条約を締結中だ。


まぁ、隷属の首輪で縛られた男達から、

少しでも国の利益を確保する為、

奮闘しているらしい。

あ、もちろん、ちゃんとした服を着せたよ?




貴族は位が高くなる程、

容姿が良くなるというのは、

この国も一緒だ。


今は公爵の令嬢らしい。

まぁ、王族との血縁の為、

無理矢理この城に滞在させられていたらしいが。

いざという時に、世継ぎを残す道具って所だ。


「よ、よろしくお願い申し上げます。」


青髪美少女に服を剥ぎ取られ、

大事な所を隠しているのが初々しい。

と、見せかけた冷めた目だ。


まぁ、覚悟をする時間は十分にあっただろう。

身分が低い者から食べていたから、

何があったのか当然知っているはずだ。


<我が神よ。

 事後の者は部屋を分けております。>


おっと、つまり当事者から聞いていなくても、

公国の戦後処理の方法、

つまり俺が処女を食い散らかすという事を、

知っていたという事か?


「ジン様、初めてですので、

 ご存分にお染下さい。」


「病気や毒でも仕込んだのかな?」


……アスカルさんの雇い主か。

黄組は王族の諜報部隊らしいが、

王族が直接率いている訳では無かったらしい。

そもそも、そうならば、

国王代理に話が通っているはずか。


俺には無害だが、

うん、猛毒ですね。


「そんな弱気な殿方では、

 大国を率いて行けませんよ?」


まぁ、解毒剤も剥いだ服の中にあるみたいだが、

命を賭してって事に変わりは無いだろう。

まずは、縛るか。

ありがとうございました。

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運営様からの削除通告があり、今は次作「対称性を破って現実⇔異世界変革」に夢中です。
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