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巨大数による異世界介入  作者: 社畜を辞めたい
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出自不明

連続更新二日目。

二話目です。

異世界転生135日目の未明。


俺はエスパルト王国帝都にいる。

フーリゲの寝室にて、

勇者や多民族王国に関する情報を交換している。


多民族王国の東にある魔領域に住むという、

「勇者の子孫」という事実の重要性を、

理解していないフーリゲに、

塔型迷宮であった事を、

危機感を煽るように伝えているところだ。



「奴らはかつて勇者と呼ばれた者達を頂点に、

 彼らの末裔で構成された国だった。

 勇者が持つ特殊なスキルを数百、

 数千と保有していたかもしれない。

 問答無用さ。

 どちらかが死に絶えるまで続くしか無かった。」


「……者達って事は、複数の勇者がいたのかい?」


「存命者は数名だったが、

 死した者のスキルも使われていたな。

 これは、スキルを蓄えるスキル、

 スキルを奪えるスキル、

 たった二つのスキルで実現できる。」


「そんなスキルは聞いた事無いけど、

 勇者のスキルなら有りなのかも。

 参考までに、

 ジンがどうやって勝ったのか聞いても?」


「無に帰したって所かな。

 嘘ではないから、その秘宝は発動しないよ?」


秘宝は神の遺産であり、

神から盗んだ御業だと言われた。

神器ならば、神力によって見つけられる。


今まで一切気付かなかったとは、俺も不用心だな。

ちょっとばかり馬鹿に見えるフーリゲは、

演技か、それとも。。


「最近だね、知ったのは。

 僕はこれでも観察眼には自信があるんだよ。」


そういう所が馬鹿っぽいんだけどな。

自慢か?自慢したいだけか?


「その通り、最近さ。

 ……出自を聞かせろ。」


「僕に君の要求を断る勇気なんて無いよ。

 総てはジンの掌の上さ。

 この王位だって、エスパルト王国だってね。

 我らが魔王様は自信が無さ過ぎる。」


「俺は魔王じゃない。」


魔神ではあるけど、魔人の国を従えているけど、

魔王ではない。


「……これは僕の亡き恋人の遺品なんだ。

 秘宝だって分かったのは、

 君が現れる少し前かな?

 だから、何処から出てきたのかは分からない。

 彼女は偶々城下で出会った平民だったからね。」


「お前な、自分の身分を考えろよ。」


第一王位継承者が城下で妾を見つけるなよ。

暗殺者とか考えないのか……って、

いつ暗殺されるか分からないと、

当時のフーリゲは考えていたんだったか。


「と言うか、監禁されていたんじゃなかったか?」


西の離宮に閉じ込められていた。

そう解釈していたんだが。


「僕にも人望という物がありまして。


 それで先程の件だけど、

 詳しい情報はないんだよね。

 勇者が話したがらなかったらしくて、

 同行した者以外、

 何も知らされなかったと聞いたよ。

 調べてみるけど、多分何も出てこないと思う。」


「そうか。

 他に情報はあるか?」


気になる点はある。

フーリゲに秘宝を渡した亡くなったという女性は、

果たして人類だろうか?

アンやドゥではないだろう。

だが、あまりに不自然過ぎる。


この秘宝が無ければ、

フーリゲが俺を信じる事はなかったという事だ。

いや、ここまで確信を持たれる事はなかった、

と言っておこう。

これは、一体誰が意図した物だろうか。

ありがとうございました。


くぎゅーのミニアルバムを聞きながら書きました。

影響は一切ありませんが。

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運営様からの削除通告があり、今は次作「対称性を破って現実⇔異世界変革」に夢中です。
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