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巨大数による異世界介入  作者: 社畜を辞めたい
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エスパルト王国の帝都にて

三話目です。

日付的には。

異世界転生134日目の深夜。


俺は帝都上空に来ている。

帝都と言っても多民族帝国の帝都では無く、

エスパルト王国の帝都にだ。


転移魔法を用いて塔型迷宮の外に出るのも、

随分と久しぶりな気がする。

まぁ、宇宙には行っていたんだが。



ところで、王国なのに呼び名が帝都のまま、

維持されているのは、

フーリゲが今後エスパルト王国を帝国に、

改名するつもりだからだろう。


今は公爵位となっている元王族達を、

王位に復帰させて恩を売りつつ、

国力を見せつける為にな。


まぁ、実際は帝国にしようと動く時間さえ取れず、

激務に苦しんでいる、という事だが。




俺は帝都中央にある城、その中でも中心に有り、

最も背の高い塔の一室に向かっている。

まぁ、フーリゲの寝室にだが。


警邏中の近衛兵が俺に気付く。

常時咥えている笛に息を注ぎ込んでも、

音が聞こえる事は無い。

アインが雷魔法を用いて、

大気の振動を止めているからだ。


アインが炎魔法を用いて明かりを作り出し、

俺たちを僅かに照らし出す。

それによって誰がいるのかに気づき、

矢を射ようとするのを止めて敬礼し出す。


月明かりしか無いこの状況でも、

しっかり役目を果たせている。

まぁ、本人には恐怖体験以外の、

何物でも無かったと思うが。




最も警備が厳重な部屋の窓の外に、

雷魔法を用いて飛来して、

フーリゲが子作り中かどうか確認する。

男の裸なんか見たくも無いからな。


よし、単に王妃と共に寝ているだけだな。

部屋に転移魔法を用いて侵入する。


部屋の入口、窓の近く、暖炉の側に、

フリフリなメイドが佇んでいる。

彼女達は所謂、妾を兼務しているのだろう。

部屋を取り仕切る隣室にいるメイド達は、

実用的なメイド服だからな。


短いスカートをたくし上げ、

太股から短剣を抜き放ったメイド達と目が合う。

白か。白なんだが大事な部分が存在しない奴だな。

ん?これは準備万端か。


隣室からメイド達が武器を持って入って来るが、

すぐに帰って行く。



「なんだ、フーリゲはお疲れか。」


これだけ騒いでも、フーリゲが起きる気配は無い。

寧ろ、熟睡中だ。


「閣下、只今起こします。

 ……フーリゲ様、フーリゲ様?

 フーリゲ君。」


寝室付のメイドに君付けで呼ばせるとは、

フーリゲはかなり疲れているようだな。

疲れている俺も、

今後増えるハーレム要員に真似させるか。


「ん、どうした?」


「ジン閣下がお見えです。

 此処に。」


耳元にいたのを良い事に、

口づけしようとするフーリゲを抑え込んで、

メイドが言い放つ。


「……えっと、ジン、どうかしたかい?」


取り繕っているが、恥ずかしがっているのは、

どっちかと言うとメイドの方だと思う。


「多民族王国の事で聞きたい事があってな、フーリゲ君。」


「……れ、連絡してから来るのが礼儀じゃ無いかな?」


「可愛いメイドじゃないか。」


「あげないよ!?僕のメイドだよ!?」


誰も非処女なんかいらん!

って、誤魔化したなフーリゲ。

ありがとうございました。


Secret Affair(全巻購入特典)をやっと読む事が出来ました。

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運営様からの削除通告があり、今は次作「対称性を破って現実⇔異世界変革」に夢中です。
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