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巨大数による異世界介入  作者: 社畜を辞めたい
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リルエルの願い

連続更新一日目。

五話目です。

異世界転生131日目の朝を過ぎた頃。


俺たちは塔型迷宮91階層にいる。

塔型迷宮の攻略方法について話していた。

さっきまでは。



「ゴメンね、リルエル。」


アヤさんはそう言って、食事に戻る。

ネプは聞いていないのか、いつものように寝ている。

リルエルとマイは俺の手を取ったまま。

ララとヨエルは跪いたままだ。



「……ジン様、私はイリン様の様になりたいです。

 奴隷商人に掛けられた隷属の首輪を打ち破り、

 それでも尚、ジン様の奴隷として生きたいです。」


「お兄様、私も同じ気持ちです。」


「陛下、ララも獣公爵とは関係なく、

 同じ気持ちです。」


「主様、私はその、まだそこまでの決心は。」


ヨエルがアヤさんに寝室に連れ去られたのは、

見なかった事にして。




「リルエル、ゴメン。

 でも、この先は危険なんだ。」


「ジン様、普通は危険な場所に赴く時、

 私達奴隷を盾にします。

 でも、ジン様はそんな事は決してなさらない。

 寧ろ私達が怪我をしないように、

 眷属の方を常に側に置いてくれています。

 なのに、なぜ、私達に御命令下さらないのですか?

 そんなに、信用なりませんか?

 ジン様が私達に相談する必要などありません。

 待ってろと、そう一言言うだけでいいのです。


 私達の、いえ、私の命は総て、ジン様の物です。

 好きにしていいのです。

 いえ、間違えました。

 好きに、ジン様の好きに扱って欲しいのです。


 ……それに、知っていますか?

 私もララも、月の物が来ていません。

 勘違いしないで下さいね?

 私達はジン様の種を宿す事が出来て、

 女として嬉しいのです。」


「リルエル、そこまでにしておきなさい。

 ジンは、ちょっとこっちに来なさい。」


俺は跳ね起きたネプに、

小屋の外に連れ出される。


「我が儘を申し上げて、申し訳ありません。

 なんなりと罰をお与え下さい。」


そんな声を背中に聞きながら、

俺は顔を、彼女達に見せなくて済んだ。






異世界転生131日目の昼。


俺は塔型迷宮91階層にいる。

昼間の強い日差しの中、ネプと二人きりだ。

なでなでされている。俺は子供かっ!



「ジンは普段私達が何を話しているか、

 知らないのでしょう?」


「知らないよ。

 私的な会話まで聞きたくない。」


例えば、俺の悪口とか。

夜伽がしつこいとか下手だとか、

そんな聞きたくない話題ばかりだろう。


「ジンが何を想像しているか、簡単に分かる。

 いえ、伝わってくるけど。

 そんな事無いわよ。

 確かに回数は多いけど、気持ちいいわよ?」


「多いのか。」


「皆が疲れ果てるまでするんだもの。

 女は連続で何度も何度も体験出来るけど、

 それが体力の限界まで続くのよ?

 しかもその後は私かイリンと、

 起きる時間の直前までしてるし。

 まぁ、それもジンの強さの内だから、

 誰も鬱陶しくは思っていないわ。」


こんな美少女ばかりを囲って、

我慢なんて出来ないんだけど。

ありがとうございました。

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運営様からの削除通告があり、今は次作「対称性を破って現実⇔異世界変革」に夢中です。
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