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巨大数による異世界介入  作者: 社畜を辞めたい
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塔型迷宮攻略(91層)

連続更新一日目。

三話目です。

異世界転生130日目の夕方。


俺たちは塔型迷宮91階層にいる。

塔型迷宮91階層は、岩肌が続く平坦な場所だ。

高度故か、動植物は見られない。

まぁ、中心部に黒い何かがいるのだけど。


前衛にイリン、中衛にリルエルとヨエル。

後衛に狙撃銃を構えたマイとララを配置している。

要は、長距離攻撃用の布陣だ。

高度9100メートル、

リルエル達に激しい運動は難しいだろう。


その後方を、

俺はネプとアヤさんが乗っているベットに、

横になりながら、ゆっくり付いていく。




黒い何かは四つん這いで、

顔だけをこちらに向けている。


肉体は霧を纏っているかのように、

輪郭が揺らめいている。

もしかしたら、本体が黒い訳では無く、

周囲の気体が可視光線を、

吸収しているだけかもしれない。


顔には白い丸が二つある。

場所から考えると目だと思うんだが、

そこだけ真っ白な壁のようだ。



二つの目から、光線が放たれる。

……荷電粒子砲だな。


イリンに直撃する前に、量子魔法を用いて、

粒子のエネルギーを奪い尽くす。

既に周囲に放たれたエネルギーは、

アインに回収させる。


俺が即死スキル遣いに対抗する為に放った、

高エネルギーの電磁波より楽に対処出来るとは言え、

生物が使えて良い絶対量ではない。




鑑定系の神力によると、

「使徒(悪魔種)」との事だ。

……誰の使徒だよっ!


アンとドゥに使徒がいるなんて聞いた事が無い。

それに彼女達は、

滅多に現世に干渉したりはしないはずだ。

常世から眺めているだけ、という訳ではないが。

わざわざ自身の分身である使徒を、

派遣するなんて考えにくい。



「ネプ、ネプ?起きられる?

 聞きたい事があるんだが。」


「……ジン?どうしたのよ?

 折角気持ちよく寝ていたのに。」


気持ちよく租借していたの間違いだと思うんだが。

ほら、口元から若布が零れているから。

そのままキスしないで!



「……えっと、アレについて何か知ってる?」


未だに目からビームを連射している、

黒い何かを指さす。

何かも長距離攻撃に特化しているらしく、

距離を縮めようとする動きは無い。


「……嫌な物が残っていたのね。

 姉たちの前のクソ野郎が造った物よ。

 もういないはずだけど、

 なんで残っているのかしら。」


「分かった、起こしてゴメン。

 ゆっくりお休み?」


「起こしておいて、只で寝れると思って?」


笑顔のネプに見惚れていると、

そのままネプと久しぶりの時間を過ごす事になる。

ショート、ビック、素晴らしい。




ネプが眠りについても、戦況は変わっていない。

お互い長距離攻撃を放ち続けている。

荷電粒子砲は総てドライが無効化しているので、

こちらに損害はないが疲労は溜まっている。

まぁ、黒い何かの四肢の内三つは切り飛ばしたが。


アンとドゥの前にも神がいたらしい。

不思議ではないが、滅んでいる事が気になる。

自滅したのか、他者によって滅されたのか。


そろそろ暗くなる。

俺も介入するか。

ありがとうございました。

実際は寝て起きたので二日目なんですが。

漫画版ナウシカが読みたいです。


5日前後からアクセス数が増えております。

普段は昔からお読み頂いている皆様方だけが拠り所だったんですが。

どうしたんでしょうね?

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運営様からの削除通告があり、今は次作「対称性を破って現実⇔異世界変革」に夢中です。
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