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巨大数による異世界介入  作者: 社畜を辞めたい
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秘宝の在処

連続更新三日目です。

一話目です。


前話を修正しておりますが言い回しなどが中心になりますので、

本筋には影響しないと思います。

異世界転生128日目の深夜。


俺たちは塔型迷宮90階層にいる。


アインを連れて他の階層にいる魔人(悪魔種)達を、

奴隷にして戻って来たところだ。

人類は三人だけだったが。



「貴方様、お名前を伺ってもよろしいでしょうか?」


城の謁見の間にて、人類の男と会っている。

この世界で初めての、和風の謁見の間だ。

畳に上段下段に分かれた室内、

その境には簾が垂れ下がっている。

畳の香りが安らぐ。

もちろん、俺が上座だ。


「お前達の由来を聞かせろ。」


俺は返事を拒否する。

いや、拒否する事さえ明確にしない。


スキルの数は多い。

隷属して尚、

刃向かう事が出来るスキルがあるかもしれない。

或いは、隷属その物を無効化するスキルも考えられる。

そして、名前を知る事で、

効果を発揮するスキルならば、あると断言できる。




「私達は3890年前に、渡り人様に与して、

 神に裁かれた者の子孫です。」


……それは知らない事実だな。

魔人国の資料には、逃げるだけで、

精一杯だった記述しか見つからなかったはずだ。


「問おう。お前の生まれは何処だ?」


「博多です。」


いや、博多って……、

此奴は俺が渡り人だと思っているんだったな。


「お前は何だ?

 人の寿命は短いはずだ。」


「我が国には、神の遺産が御座います。

 明確に申し上げるならば、神から盗んだ御業です。

 それを用いる事で、私は永らえてきました。」


「効果は何だ?」


問いかける言葉すら気を使う。

隷属していても、俺たちの審問から、

逃れるスキルのことを考えている。


例えば、スキルを隠すスキル。

また、闇魔法の無効化を相手に感知されずに、

可能とするスキルだ。

共に揃っていれば、

俺たちは敵の策謀に嵌まっている事になる。


「……子供を対価に、寿命を延ばす神器です。」


……聞いた事がある。

エスパルト王国前国王が探し求め、

死後もフーリゲが威嚇に用いている、

アムステグルの秘宝。


「秘宝か?」


「……アムステグルの秘宝とも言われております。」


「話しにくい理由を説明しろ。」


「強者を、強者を釣る餌として広めたからです。

 秘宝を求めてやってきた強者を、

 従わせておりました。」


「強制的に、か?」


「早瀬の、渡り人が持つスキルを、

 用いておりました。」


強制的に隷属させるスキルか。

強力過ぎるな。


「今は使っていないのか?」


もしそのスキルの強制が、

俺にも効いていたら終わっていた。


「その渡り人は、百年程前に亡くなっております。」


「死んだ理由は?」


「……延命の拒絶です。

 神代の時代から続く、長く、

 長い生に絶望しておりました。」


「死に際に、そのスキルを奪った奴がいるのだろう?」


「そのようなスキルは聞いた事がありません。」


誤魔化したつもりらしいが、

量子魔法の本領を発揮しているアインから、

嘘だと伝わってくる。


「強力なスキルを、

 魔人が持っている理由になるが?」

ありがとうございました。


PCがブルースクリーンで落ちまくってました。

原因はCPUのOCでしたが、時間を取られて朝です。

寝落ちするまでは頑張ります。

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運営様からの削除通告があり、今は次作「対称性を破って現実⇔異世界変革」に夢中です。
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