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巨大数による異世界介入  作者: 社畜を辞めたい
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巫女天狗代替策

先々日から更新させて頂きました。

五話目です。

異世界転生127日目の朝。


俺たちは塔型迷宮77階層で起きた。

疲れているのか、皆眠っている。


この高度まで来て、

一日の攻略速度は落ちているが、

リルエル達の疲労感は変わっていない。

低酸素、低気圧、そのような状況下で、

魔獣を全力で狩っているからな。


アイン達の魔法による高度障害の予防も、

効果が出なくなって来ているらしい。

また、魔獣の数が減っている事が、

これ以上の早急なレベルアップを阻んでいる。

まぁ、個々の魔獣のレベルは高いんだけどな。




俺は皆が遅い朝食を食べいる間、書類仕事をしている。


巫女天狗を宇宙に隠している事で、

領地経営に大きな影響が出ているからな。



まず、磁気浮上式鉄道の運行管理など、

巫女天狗を部品として組み込んでいる施設が多い。


その代替を奴隷達にやらせているが、

新たな機構の構築をせずに、

今までのように行う事は難しいようだ。


その新機構の開発に際して研究や実験、

調整等を一手に担っていた巫女天狗が、

現場にいないからな。


まぁ、軌道ステーションにも、

電波で状況報告は送られているので、

やり取りはしているがな。

現状では、計測等の精密な情報が入手出来ていない。


まず優先して、精密観測機器の開発を急がせる。

データがあれば、

巫女天狗も新構想を考えられるだろう。



巫女天狗は各地で文官や武官をやっていた。

指示を出す立場の者も多く、

突然上司がいなくなった奴隷達は、

右往左往しているらしい。


一応、奴隷教育はしっかり行っていたので、

この数日で落ち着いてきてはいるようだが。


東ルーメンで巫女天狗の指示を仰いで、

それを各地に即座に伝達できる、

電話網の整備をさせよう。



巫女天狗の莫大な感知範囲が、

役立っていた活動は多かった。

特に警備隊には、必要不可欠だったはずだ。


巡回の強化、夜間警備の強化など、

兎に角人手で賄うしかない状況だ。


魔人国首相に要請を出して、魔人に手伝わせよう。

治安を守れば、人類との融和にも繋がるだろうしな。



現在、大豆と小麦が収穫時期に入り、

莫大な物資を運搬する必要性が生まれている。

巫女天狗達は、アイテムボックスを用いて、

楽々運んでいたからな。


磁気浮上式鉄道や貨物自動車に、

食糧を集約する人員を確保しないと。

これも力持ちが多い魔人に協力させよう。



巫女天狗は高速演算かつ並列処理機、

尚且つ記録媒体だった。

幸いな事に、各省庁で扱っている書類の目録を、

自動的に管理する電子計算機は稼働済だ。


まぁ、何処の棚にあるのかだけしか分からないので、

書類を取りに行くのは人間なんだけどな。



兎に角、電波によって通信が出来る以上、

空の上に居ようと働いて貰うしかない。

ありがとうございました。


今回の連続更新は以上で終わりとさせて頂きます。

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運営様からの削除通告があり、今は次作「対称性を破って現実⇔異世界変革」に夢中です。
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