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巨大数による異世界介入  作者: 社畜を辞めたい
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叙勲式の準備

三話目です。

異世界転生115日目の朝。


俺は魔人国の首相官邸で起きた。

イリンが口で奉仕してくれている。


「ご主人様、おはようございます。

 そろそろいいですか?」


今までのは準備だったらしい。

イリンと共に高みへ登っていく。


因みに、フィーアは全裸で正座中だ。

反省も何も、俺から指示がある事に喜んでいたので意味はなかったが。

その翼で手を拭いてあげよう。




俺は首相官邸の執務室に来ている。

昨夜の報告書の確認と、本日の叙勲式についての確認のためだ。

まぁ、他の報告書も山程あるんだけどな。




俺とイリンらの活躍により、被害は首相官邸とその周辺、

数人の魔人国の要人で済んだ。

防衛省の奴隷達は、反省会という名の猛特訓を受けているようだが。


反乱分子の目的が首相及び閣僚の誘拐もしくは殺害であったからだろう。

首相は東ルーメンで寝ていたし、閣僚は帝都で交渉中だった。

対象がいない事に気付いたからといって、

首相官邸の指揮所を襲うから、彼らは全滅した。



兎も角、決戦に向けての課題は見えた。

現代兵器では倒せない敵への対応だ。

スキルや能力により、運動エネルギーや質量エネルギーを、

単にぶつけただけでは倒せないような敵のことだ。

もちろん、桁違いの力でねじ伏せることは出来るが。


結局、倒し方を見極めるか同様の強さの者を投入するしかない。

決戦時にイリンは不参加なので、称号持ちの吸血種を中心に、

強い者を集めるしかないだろう。



ドラゴンは参戦させるとして、樹木種から元気な者を一通り徴兵する。

皆山程の高さがあるから、末端の攻撃速度は狙撃銃より速いだろう。

経験も累積しており、多くの相手に優位に立てる気がする。


巨人種と魚人種には精鋭を紹介させる。

中途半端な強者は、昨夜のように全滅するだけだからな。


ルーメンやセシなどの直轄領を調べてみるが、魔人程の強者はいないな。

何奴も狙撃銃で倒せそうだ。


あとは、高ランクの冒険者に依頼を出してみる。

拒否したら冒険者を名乗れなくなるが、

それでも五分五分だろう。




次は、本日の式典についてだ。


アイスドラゴンを中心とした輸送網と、

フーリゲの書状によって、貴族の集まりは順調だ。


高位貴族は集まったので、迎賓館に招き入れている。

フーリゲの腹心が中心となって、魔人が属国に加わるという噂が流されている。

吸血種が加わるだの、巨人種が加わるだの、両方が加わるだの。

最新の物は、未知の種が加わるという物らしい。



下位貴族は輸送地点に集合中が半分いる。

彼らは、集合次第搬送予定だ。


残り半分は東ルーメンに到着しているが、

大抵はドラゴンや東ルーメンの高層建築物を見て唖然としてる。

待機場所の公園から出ようとして制裁される者が多数出ているが。


まぁ、これだけ威嚇したのに奴隷に絡んでくる奴らがいるのが驚きだが。

最もその場合は、帝都の監獄行きなので問題はない。



舞踏会の食事の用意も始まっている。

味付けは俺用なので、この世界ではかなり濃い目だ。

それだけ贅沢に香辛料が使えると宣伝する意味もある。


飲み物は、蒸留酒を加えて度数を高めておく。

水が飲みたい奴は、態々酒精を飲む必要は無いからな。



他にも音楽を奏でる楽団も練習中だ。

まぁ、元々は東ルーメンの奴隷達の娯楽だったんだが、

巫女天狗が音を補正しているので、十分な質を持って披露できるだろう。



本日の催しでは、それぞれの髪の色に合わせたドレスを着て貰う。

高度な化学技術を得たことで、強靱かつ着心地の良い素材が見つかったので、

肌着や鎧下から作り直している。

ドレスが出来るのは最後になるが、間に合うだろう。


……その他の書類は、また今度な。

ありがとうございました。

本日の更新は終わります

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運営様からの削除通告があり、今は次作「対称性を破って現実⇔異世界変革」に夢中です。
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