ハーレム要員
三話目です。
異世界転生111日目の朝。
俺は悪魔国の首相官邸で起きた。
横には、紫髪の少女が眠っている。
耳の上には長めの角が生え、風に揺れている。
背中には小さな翼が生えており、感触はすべすべだ。
可愛らしいお尻には、ツルツルな尻尾も生えている。
「名前、聞いても良いか?」
ほっぺをつんつんして起こしてみる。
もち肌、いい感触だ。
「えっと、お母様は?」
「そこの廃人のことか?
今、少しだけ直してやろう。」
「ひぃっ、お母様!?」
目をこれでもかと開けて、糞尿を垂れ流す物体を見せつける。
なぜか、下の口の痙攣は激しい。
「アイン、いい具合に直してやれ。」
「仰せのままに。」
末娘が見守る中、
ゆっくりと神々しく演出しながらアインは治療している。
「……。」
「末娘に、俺に服従するように言え。」
「ヨエル・クレール、主の物になりなさい。」
「お母様、私を見て下さい。
言っている意味が分かりますか?
……お母様、しっかりして下さい!
主様、医者の所に連れて行ってもよろしいでしょうか?」
「ヨエルが残るのならな。」
「……分かりました。
メイドを呼びますのでお待ち下さい。」
「あの、私は残って何をするんでしょうか?」
「うん?楽しむんだろう?」
「……分かりました。」
なぜ涙を流している。
既に経験済みだろう?
「……分かった。
お前は俺の物か?」
「はい。お母様がそう仰いましたから。」
異世界転生111日目の昼前。
俺は東ルーメンにいる。
ヨエルをイリン達に会わせるためにな。
「ヨエル、ご主人様は偉大な方です。
一振りで神を絶ち……。」
うん、イリンの教育が怖いです。
まぁ、転移した時点で青くなってはいたがな。
なぜかツヴァイも加わって、俺を称えている。
異世界転生111日目の昼。
俺は魔人国に戻ってきている。
首相の弟、ダンピールを呼び出してな。
「姉に何をしたのか、伺ってもよろしいか?」
彼らは完全武装、今にも剣を抜きそうだ。
でもな、イケメンの側にいる非処女に存在価値はないだろう?
ダンピール以外を消し去ると、次々と他のお供が現れる。
不愉快だ。実に不愉快だ。
「……さて、そろそろ君一人だが、他に言いたいことは?」
震えて声も出せないのか。
悲鳴が長く聞こえるように、意図して消し去ってやっただけだが。
「やっと来たか。
ダンピール君に命じろ、俺に従うようにな。
いや、後はイリンが引き継ぐ。自決するように言え。」
幽鬼のような振る舞いをしながら首相がやってきた。
垂れ流しは収まったようだが、目は全力で開いたままだ。
「我が種族のために、その命を捧げなさい。」
「姉上、何を仰っているのです!
こんな奴の言いなりに、一体何をされたのですか!?」
姉が来ただけで、生気を取り戻したようだ。
お共に価値はなかったのか?
「もう一度言います。命を捧げなさい。」
首相の言葉を無視して、ダンピールが剣を抜いた。
その指を炭に変える。
高周波を束ねた電磁波による攻撃をしてくる。
量子魔法を用いて電磁波を消波させ、序でに同様な電磁波を放つ。
避けようと動き出すが、その先にホットスポットを移動させる。
見事に一物が茹で上がったらしい。
「罪状を言い渡そう。
王に対する反逆罪、拷問の後に死刑。
子細をこの国の人間にも見えるようにしてやろう。」
「お前にそんな権限などない!!」
「受諾します。」
「巫女天狗、執行しろ。」
さて、イケメンに惨めな最後を与えてやったところで、
人形同然の首相に色々と協力して貰おうか。
ありがとうございました。
今回の連続更新は以上になります。




