第一章 新しい仲間
序章の続きです
またもや途中で切れてしまうのですが...
それは仕様なので申し訳ありませんです _(. . )_
目を開けるとそこは、賑わう街の広場だった。
広場みは店が並び、中央には待ち合わせに使われる噴水がある。
「お〜い、マサ」
店の扉から、一人の男が手を振っている。
「マスター、いつも元気そうだね」
ボクは彼に手を振り返しながら、歩いて行く。
いつ見ても大きな身体だ、小柄なボクの身体に比べると常々思う
それにしても、喫茶店やバーでもないのに何故「マスター」と呼ばれるんだろう?
一応プレイヤー名が他にあるのだが、皆が呼ぶのでボクもいつのまにかそう呼ぶようになった。
「今日は良いのが入ってるぞ」
「んー・・・コレ、かなり重く無い?」
ボクはマスターに渡された片手剣を持った瞬間、肩が外れるかと思った。
「マサは勇者志望なんだろ? なら、これくらいの重さは軽々と振れないとな」
マスターは「がっはっは」と豪快に笑いながら言ってくる。
別に、重い剣を使うのが勇者では無いと思うんだけどな
なにより、重いと動き難くなる
「聖剣とか魔剣が入ったら教えてよ」
「そうやって簡単に言うけどな、そんな物売る奴なんて居ないだろ」
もっともな切り返しだ
聖剣や魔剣はとても強力な武器だ。
しかしその分希少価値が高く、ボス級のモンスターを倒した時にたまに貰えるだけなのだ。
「ま、入ったらの話しだからさ?」
そうやって、いつもの決まり文句で会話が終わる。
「そういえばお前ら、GMは見つかったのか?」
ボクの所属しているギルド「猫丸喫茶」は、結成したばかりでGMを募集中なのだ。
「全然だね。誰か良い人紹介してよ」
「良い人・・・かは分からないが、一人お前ん所に入りたいって奴なら居るぞ」
やった、もしかしたらGMを一人確保出来るかも知れない
「なら、早めに紹介して欲しいんだけど」
「わかった、なら夕方にもう一度ココへ来な」
マスターはそれだけ言うと、新しく入って来た客の方に向かって行った。
仕方ない、夕方まで暇を潰しておくか
ボクはそう思って店を出ると、皆との待ち合わせの場所に走って向かった。
早く皆に今の話しを伝えないと
皆喜ぶだろうな