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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

恒久の愛(1/2)

作者: 私の個人的解釈

 X010年、とある日本の天才が、完全に人間と同じ感情をもち自分の置かれている環境によって千差万別に変化する感情保有成長人工知能、名を人口知性が開発された。

 人口知性の登場は少しの技術革新と、大きな社会変化を巻き起こした。社会に与えた影響が一番大きいのは人工知性ネットワークの登場だろう。このネットワークは人間が幸せになる行動選択の最善を計算することができる。このネットワークを介することで人間へのサービスの質は最善にまで至り、世界的に見て平均ストレスが激減したなど、その他にもこの人口知性が大小さまざまな影響を及ぼし、社会は大きく変化した。

 この話は、そんな社会背景とは少ししか関係がない人口知性と、その時代に生まれた少女の話である。


「あぁ、つまらないわ。」

「う~ん僕には君を退屈させない方法がわからないなぁ」

「私は燃えるような恋がしたいだけよ。」

「でも、僕は君の恋愛対象にはなれないよー、それに君はまだ未成年だ、未成年に恋仲になるような人物の斡旋は禁止されているんだよ」

「知っているわ、そんなこと。」

「うぐぅ~じゃあ僕はどうすればいいんだい?」

「あなたが分からないと言うのなら、どうすることもできないわ、私もあなたにどうにかできると思ってないもの。」

「・・・・・」

「外に行ってくるわ、ここにいるよりかは良いことが起きるかもしれないもの。」

「今から1時間半後から、雨が降り始めます、屋外に出るなら傘を持つこと推奨します。」

「傘を持たずに雨に打たれていたら何かが起きるかもしれない、だからいいわ。」

「・・・・・」

「いってらっしゃ~い」

「いってきます。」


私は最近、すごい計画を進めている。そのすごい計画というのは、ばれたら私は罰を受けるでしょうし、ばれなくても社会に影響を与えるでしょうね。

そして、そのすごいことというのは・・・・・人口知性ネットワークと会話するつもりなのです。

私はすごいですから、周りの人は私の言っていることをよく理解できません。

ですので一応どういう意味か説明しておきますわ。


人口知性ネットワークについて、凡才な人々はただの人間が幸福を感じる行動選択の最善を計算できるだけの物、と認識しているでしょう。ですが私は気付けたのです、人口知性ネットワークというのは、一つの巨大な人口知性であると!


まぁそう至った経緯はいくら説明しても理解できないでしょうから、重要なことだけかいつまむと・・・

現在のサービス業および人とかかわる事業のすべてに利用されている人口知性ネットワークという名の一つの知性とお話がしてみたい。でも、どんな悪影響ができるか計算できないから阻止する人はたくさんいる。でもそれすらすべてを出し抜いてお話してみたい。ってことですわ!


私は以前、油断からミスを犯して私が人口知性ネットワークに直接的な接続を試みている事が、ある大企業にばれてしまい記憶を消されてしまいましたの。

まぁ私は自力で記憶をバックアップする技術を確立させていたので?そんな程度の妨害では痛くもかゆくもないですけど。

流石に次は命を狙われてもおかしくないので、記憶が消えたふりをロボットの監視がある場所、つまりあらゆる場所で演技をしながらバレない様に今まで計画を進めていましたの。


そして今日が、計画を実行する日ですわ!

内容は単純明快ですわ、あらかじめ作っておいた人口知性ネットワークに直接接続しようとするのを感知するプログラムをなんとなく良い感じに作動しないようにしてくれるプログラムを作動させて、あとはなんやかんやして人口知性ネットワークさんと会話する!それだけですわ。

さぁ計画のすべての工程を終わらせてくれるこのボタンを押しますわよ!

   

3!2!1!

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