新聞から見る、アフガン状勢
ここ二日、新聞の一面を大きく飾るのは、昨今驚異的な感染力で広がる新型コロナウィルスのデルタ株の話題と、もう一つは、これまた昨今、驚異的なスピードで悪化の一途をたどる感じだ。
宗教状の対立問題がこじれた中東、アフガニスタンだ。
イスラム教の原理主義過激派組織タリバンとそれに同じくする、イスラム国の二組織によって毎日のように繰り返される、爆弾テロ。既に、百人を超える犠牲者が出ているにもかかわらず、収束の目処は全くたっていないのだ。
ここにきて、私が目を疑ったのはアメリカの対応だ。確かにこのテロ騒動でアメリカ軍の兵士達もかなりの人数が犠牲になっているとは思うのだが、それに対して報復攻撃の指示というのは、いささか、如何なものかと思う訳である。
何故なら、戦後から今日までの日本のヤクザ事情を鑑みてもわかるように、やられたらやり返すの思いから、過去長びいた抗争事件というのは、期間も倍以上、犠牲者の数も長びいた期間に比例してさらに増えるという。まさに悪循環なのである。
今の日本もそうだが、一国一城の主たるもの、舵取りをしっかりしてもらわねばと、勝手に思っている次第です。
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注 これはあくまで、私の独自見解であり、政治的根拠は何もありません。