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新人類戦記第三章聖域第22回アメリカ合衆国は核爆発をもって解決を図る。ソビエト連邦は、超能力集団の誕生に怯え、アメリカと手を組もうとする。

新人類戦記 第三章 聖域 第22回 

作 (1980年作品)飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所

http://www.yamada-kikaku.com/

(アメリカとソビエトの冷戦時代の話です)



■ビザゴス 共和国 アコンカグワ山 古代都市


「やめなさい。彼デユーク=島井も今は我々、新人類の同胞なのだ」 


『聴け』その巨人の声は直接 超脳y力戦士たしに心にうったえかけていた。



『超古代、私はこの星に辿り着いた。私とはアコンカグワ山、そう山そのものなのだ。山


体が私であり、この声は私か支配するこの人の体を借りて出しているのだ。



私はこの地球ぶ球と呼れる星の上に新しい生命を誕生させた。


その生吻はこの巨人の体のコピーである。


私には最初から新生物を創造するという力はなかった。この巨人は私か途中の宇宙空


間で出会った生物達の中で設も効率的な形態のものであった。


 私が作った生命怖はまたたく間に、全地球拡がり、地球の支記者となった。



そして、何世紀かたって、私は、私の作りているのに気がついた。


それゆえ、私は現在の人類より、進化した人、新人類を作りあげる事にした。それが、すなわち、お前達なのだ。


お前達は逍ばれた者なのだ。


残念ながら、超能力者イコール新人類ではない。お前達の力で旧人頑を地球上から抹殺し、新人類。の星とせよ。そして備えるのだ。


大宇宙の邪悪が、この星を包み込む、我が星を。その現象は起っている。その力を私は感じる。


その第一波がダレルだ。先刻、彼に異質なものを感じただろう。



急げ、急ぐんだ。新人顛達よ、我が希望の使徒たちよ、同胞よ』




 ■ビサゴス共和国 上空


 彼ら新人類たちが、その人類の創造主の声に聞き入っている時、ビザゴス空軍磯に擬装したアメリカ空軍磯が 隣国ガエタより飛来し、アコンカグワ山の上空に飛来した。


彼らはアメリカ軍の小型核爆弾を投下した。


 これがアメリカの最終司令であった。

   

 集団化した超人類たちへの旧人頚の第一波の攻撃であった。 

                                       

 しかし、カイザー部或の輸送機を消滅させたアコンカグワ山がなぜその或を消滅させな

かったのか。


 アコンカグワ山周辺が白熱化する。


と同待それは波及し。ビザゴス共和国の全頂域に及んだ。がそれは核爆発の熱気ではなかった。


  ビザゴス共和国の人々がすべて、白熱し、熱球の中に包み込まれていた。


 不思議な事に。英領ポートモレスビーや隣国ガニタがの国境線を超えた所ではその現象は起ってい

なかった。


 アメリカの偵察衛星ビッグバードがビザス上空の空撮写真を地上へ送り返してきた。


 が、ビザゴス共和国の碩域はすべて、露出オーバーの状態で映っていた。


この熱球現像 は約一ヵ月硯いた。


その中で新人頬の胎動が始まっているどぱ旧人類の一人として知らなかった。



■ソビエト連邦 首都モスクワ


 黒染りの車ジルが制限速度を無柳してモスクワの大通りを突っ走っていた。政府高官の車


である。各々の車には二人の狙撃兵が便乗している。やがてその車の群れはルビヤンカに


辿りつく。


 モスクワ、ルビヤンカ。いわずとしれたKGB本部である。


 数分後、党政治局の委員達か、会議室の机を囲んでいた。


「それでは、あの国は熱球の中に包みこまれたままなのか。同志シュパーギン大佐」


 ジ連共産党書記長がKGB超能力戦線課の男に向かつて言うた。


「そうです。シュチェキン大尉以下の超能力戦士は行方不明です。ノブゴロドフ号もあ


の国の中で停泊しておりました」


シュパーギン大佐は冷汗が流れ落ちるのをぬぐおうともしなかつた。ここで失敗すれば、彼


はシベリアのラーゲリ(収容所)ヘ送られる可能性が強い。


「あの熱球の。中で何がおこっているのか知る方法はまったくないのかね。同志シュパーギン」


「残念ながら、偵察衛星でも撮影することができないのです。さらに、我国に残留してい


た超能力戦士にもこの熱球内は透視できないのです」


 ソビエト連邦政治局員の一人がンでシュパーギンに尋ねた。


「熱球の外側から内へは侵入できないのかね」


「何度も我々のKGB現地支部パトロール船がジョパ川から侵入しようとしたのですが、熱球の外側がば


リヤーの役割をしているのです。侵入不可能なのです。さらに特殊部隊フロッグメンが川底の方も探ったのですが」


「結果は」


「あの熱球の表面にふれると電気刺激が与えられるのです」


「ラングレーの連中(アメリカCIA)はどうしている。あの熱球のきっかけとなったの


は彼らの投下した核爆発だったはずだ」


「ワシントンにいる我々のエージェントによれば、彼らにとっても、あの事態は考慮外だ

ったようです」


 政治局員の一人が大声をあげた。


「当然だろう。彼らはベトネムで超能力戦士の生き残りの少女1人を殺す目的だったのだからな。それが結果、南西アフリカで核爆発とはね」


 ソビエト連邦書記長が言った。


「しかし、彼らアメリカは虎の子のカイザー部隊超能力戦士部隊を送り込んだのではなかったのかね」


『隣国、ガニタに残っていたカイザー少将と第一師団との交信をキャッチしたのですが、彼ら


第一師団の乗り込んでいた輸送機はアコンカグワ上空で消滅したようです」


 ジュパーギンは答えた。


「つまり、確実に、我々の理解を越えた事がビザゴス協和国でおこっているという結論だね」


 政治局員の言葉に書記長がつけ加えた。


「我々ソビエト連邦の独力ではこの事態を解決できないわけだね」


「現在、ビザゴスの件は全世界的に報道管制がひかれていますが、いずれこの事実はもれ


るに違いありません。各国の核査察部隊が向かっております。国連の安全保障員会も」


 KGB超能力戦線課シュパーギン大佐は言った。


「同志諸君、この件の善処についてはやはりアンクル=サム(アメリカ政府)の連中と話し合わざるを得ないだろう」 


 ソビエト連邦書記長は決意をかためて椅子から立ち上がった。さらに書記長はワシントンへのホ″卜


=ラインをつなぐように命じた。


新人類戦記 第三章 聖域 第22回 

作 (1980年作品)飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所

http://www.yamada-kikaku.com/

(アメリカとソビエトの冷戦時代の話です)  

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