捜索
朝・・・やはり皆寝てる。
・・・でも・・・俺は皆と一緒にここから脱出することは出来ない・・・。
感染している俺が他の安全な場所に行ってもいつ俺が暴走するか分からない。
一緒にいることはできないんだ・・皆・・・・弥生・・・ごめん俺は去るよ・・・これも皆が生きて脱出するためなんだ。
―――――
「おはよーーってあれ?中井君?」
「どうした?」
「中井君がいない・・・」
「は?また一人で町歩き回ってんじゃねーか?」
「・・・・・・?」
そうかな・・・・?中井君なら皆が起きるころには帰ってるはずなんだけどな・・・・
・・・・・・・まさかね・・・・
「おーい鈴木さん朝飯できてるぞー」
「・・うん・・」
数分後
「おい、あいつ遅すぎねーか?」
「そうだな・・・もう12時なのにな・・」
「捜しに行ってみるか?」
「そうだな。・・よし、お前らは東側を捜せ。俺達は南側を捜す!」
「おっおし分かった」
皆が別れた後中井君を捜す声がいたるところから聞こえるそんな中私はただ走った町中探し回った。
なのに・・全く見つからない。
私は今までの記憶をたどってみた。・・・・そういや・・おとといから何か様子がおかしかったようなきがする・・・そのとき私の頭の中をあることばがよぎった。――――感染―――――・・中井君
もしかして感染して・・・・・・私は頭をふってもう一度考え直す。
そんなわけがない中井君が感染するわけないとにかく今はそう思いたかった。
―――
「みつかった?」
「いーや全然いねー」
「どうしたのかな?」
「せっかく再開できたばっかなのに・・・」
弥生ちゃんもがっかりしてる。
「とりあえず今日は寝よう。」
「・・・・うん・・」
私はなかなか寝付けなかったけどいつのまにか寝てしまっていた。
第10話に続く!!