仲間
「あ~暑~い」
町を回り始めてからすでに3時間は過ぎている。
すでに日は昇りきっている。僕は男だから大丈夫だけどさすがに女である鈴木さんにとってはかなりきついだろう。それにしてもなんでこんなにも探しても見つからないのだろう。みつけたのは車とショットガン5つとロケットランチャー2つ、アサルトマシンガン12個、グレネードランチャー3つそして救急箱4つだった。
何故こんなに銃が落ちてるのかかなり気になったが、これだけ武器があれば、安全だろう。
食料もある。なのに、人は全く見つからない・・・と思っていたら、
「おーい誰か分かんないけど俺たちもつれてってくれ。」
そういって走って来たのは同じクラスの男子15人と女子13人だろう。
「あ、お前中井じゃねーかお前車運転出来るのか。」
「うん。それより早く乗ってくれ他にも生きている人がいるかもしれない。」
「わかった。」
「あれ?鈴木ちゃんが何でここにいるの?。」
「色々あってね。」
そんな感じで再び出発する。
「あと緑色の袋に入ってるやつ一人一つ持ってくれ。」
「よしってこれ銃じゃねーか何でお前こんなもん持っているんだ?」
「拾った」
「おっとまた銃が落ちてるから拾ってこよう。」
銃を取って来るとすぐに出発する。
そして走ること2時間それまでに新しく見つけたのは銃7丁と懐中電灯4つ、しりゅうだん13個、包丁16本、金属バット2つ、普通のバット6本ぐらいだった。
「今日はこのぐらいにして、続きは明日にして、一旦僕ん家に帰ろう。」
「賛成ー」
皆が同じことを言った
はあ~っ今日は疲れた。皆も同じ気持ちだった。
特に女子は・・
もうすぐ奴らが動き出す頃だ。そこでありえない提案が出た
「なあ明日の夜に奴らと戦ってみないか?」
「いいかもな」
しかしすぐに反対の声があがった
「おいおい、お前らおかしいんじゃなぇか?これはゲームじゃないぞ。」
「そうだよ。死んじゃったらどうするんだよ?ゲームみたいにセーブポイントで復活するなんてならないんだからな。」
それに大勢の人が「そうだそうだ」と続く
賛成派の奴らは一瞬たじろいだようだが、すぐに態勢を整えると、負けじと叫んだ。
「なら、このまま何もしないでここで隠れてるつもりか!?」
反対派も自分達の命がかかってるからこちらも負けじと言い返す
「それの何が悪い!お前ら死にたいのか!」
賛成派の数人が少し揺らいだ反対派はなお言い放つ
「俺達は死にたくない!お前らの遊びに付き合ってられるか!」
賛成派のうち二人が慌てて反対側についた。それを睨んでから賛成派のリーダー的存在なのだろう奴が叫んだ
「やってられっか!おい!お前ら来い!」
と言ってドアに向かって歩き出した
「お、おい、どこに行くんだい?」
「あぁ!?外に決まってんだろぉが!こんなびびりの集まりなんかと一緒にいたら生きてけねぇよ!俺達は俺達でいきていく!」
これは皆も慌てた全員で引きとめる
「・・・分かった。だけどあいつらと戦うわけじゃない。あくまでも護身のためだ。全員でくんれんしよう。」
これには賛成派も不満は無かったようだニヤッと笑うと
「よしきまりだっ」
と叫んだ
そうして、その件は一件落着したから皆は適当な所に寝始めた
「みんなおやすみー」
そして、皆いっしょに寝た。
3話に続く!