出発
―夜中―
・・・・なんだか元に戻った気分だな。
彼らがいつまでもつかどうか・・・・
今ここは安全だがいつ奴らが襲撃してくるか分からない。
食料ももう残り少ないだろう。だから・・・早めに救助がついてほしい。
「起きてたのか」
「健か・・・・」
「お前、最近妙におかしくないか?」
「・・・そうか?」
「あぁ、突然消えたり何か考え込んだりお前らしくないぞ?」
・・・きづかれていたか・・・・
まぁいいかどうせ言うつもりだったんだし。
「この生活が終わりもとの故郷に帰れたら・・・・お前はうれしいか?」
「当たり前だ。」
「・・・・・なら、早めに準備しといたほうがいいぞ。」
そういって俺はまた中へ入っていった。
気づいたら朝になっていた。
「あれ~?健くんなにしてるの?」
「いや・・・ちょっと整理してるだけだ。」
「ふ~ん・・」
「おっと、鈴木さん。」
「何?」
「中井のことでさ、あいつなんか変だよな。」
「・・・・・確かに何か変だったような・・」
「あいつさぁ・・・いや、良くわかんねぇんだけどよ、たぶんあいつ救助がくるとか言ってんだ。」
その瞬間皆が健を見た。
「いやたぶんだよたぶんまだわかんないから・・」
なんだというかんじでまた皆が動き出す。
ガラッ
「皆!準備をしてくれ!!」
中井がそう叫んだ
「え?なんの?」
「ここを出るからその準備だよ。」
「出るってどこにいくんだよ?」
「ここから近いところにヘリポートのある建物があるからそこにいく。」
「でもそんなとこにいってもべつに救助なんか・・・・」
皆健を見た。
「だろ?」
「とにかくできるだけいそいでくれ。」
「わ、分かった。」
そして久しぶりに忙しくなった。
準備が終わったのは約1時間後ぐらいだった
「よし、準備も整った!よしヘリポートのある建物までいくぞー!!」
「「「おおぉぉぉぉぉぉ!!!!!」」」
第13話に続く!!