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直面
現実への直面
辰五郎の計画はすべて絵空事だった。
すべてが台無しです。
1日2日3日ぐらいは通用するかもしれません。
だけど、この生活を1ヶ月いや1年、10年、20年いやもっと気が遠くなるほど長い期間この生活をすることは厳しい。だって風邪もひく。病気になる。人生生きていくうえでどうしてもぶち当たる壁だ
、だが、幸福とはこの壁を乗り越えたときにおとずれるものだとおもった。そう幸福とは自分のなかにあるものだと思った。辰五郎の旅は終わった。幸福を見つけたから。辰五郎の旅は終わった。幸福とは日々すごすことだろうと思った。日々をすごすのは大変だ。さみしい、心細い、他人がよく見える、絶望だ、でも日々を過ごさないといけない。悩むこともあるだろう。
辰五郎はアパートへ戻った。
旅日記 完
おしまいです。ありがとうございました。次回新作をお楽しみに。