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1話
心気一転して新しい物語を作っていこうと思います。旅物語を書こうかと思っています。
ある晴れた朝一人の男が歩いてきた。
ここはいい場所だなあー川が浅くゆっくりと流れ横になれる土手もあり、土手の表面には草が生えきれいな花も咲いている。サイコーだなあ。
よし土手に横になろう。
辰五郎は横になって、気持ちよく寝ていたが、ふと、嫌なことを思いだした。
「そういやーもー金がなくなりかけていたんだ。どれどれ」
辰五郎はポケットにあった、財布の中身を確認した。2430円それっぽっち、現実にぶつかりどうしようともがいていた。考えたくない。ああー幸福になりたい。ああーああー辰五郎は嘆いていた。辰五郎は逃げるように旅にとびだした。常識、現実の重みから逃げるように旅にでた。計画を立てないで逃げ出した。幸福を求めて、当てもない旅にでた、自転車で、