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⑵『生命と躍動』
⑵『生命と躍動』
㈠
生命とは、確かに、荘厳なものだ。生命が生きている、生命で生きている、そういう、生命と躍動を感じることは、まさに、生きているということを、実感として感じることだ。自分で、自分の生命を明証するには、躍動せねばなるまい。
㈡
しかしながら、難しいことは、沢山ある。何をもって、生命とするかも、難しい問題だ。我々は、殊更に、生きねばならない、という強迫観念に、脳髄をやられているのではないか。もっと自由に、生命と躍動を、感じるべきだろう。
㈢
するとふと、昔取った写真などを見て、その風景の場所に行きたいと、思うときなどは、生命が躍動し、生命の実感を得ることができる。思ったよりも近くに、生命と躍動を感じる原初は、転がっていると、言えるのだろう。