出来損ないの「ナニカ」 2話
ワタシは旅に出ることにした。自分が生きる意味と感情を持ってしまった理由をしるために、、、。
幸いなことにお金だけはたくさんある。旅には困らないだろう。まずは旅の支度をしよう。
できるなら冒険者ギルドに行って護衛を頼みたいが、時間が惜しい。次の機会にしよう。
まず装備を整えるか、、、。
「こんにちは。」
「おーいらっしゃい、、、って嬢ちゃん伯爵んとこのじゃねえか!どうしたんだ?」
彼の名前はスミッド、この町唯一の武器屋の店主だ。声がよく通るイカツイ見た目の人だ。
「あ、はい、、、旅に出ようかと思いまして。」
「旅?またどうして」
「理由については申し訳ありませんが話せません。」
「そ、そうか。で?ここに来たってことは武器を買いに来たのか?何が欲しい?」
「話がはやくて助かります。実は2本短剣が欲しくて、、、あとエイザープレートもください。」
「分かったぜ。それにしても2本か、、、。嬢ちゃん短刀でいいのか?ロングソードとかのほうが安定すると思うんだが。」
「そうなのですね。しかし、短刀のほうが扱い慣れているので短刀でお願いします。」
「分かった。じゃあこれなんてどうだ?軽いがよく切れる強化ステンレスを使ったものなんだが、、、。」
「いいですね、それでお願いします。」
「決断が早いのはいいことだ。なら次はプレートのサイズを決めないとな。おーい、シャーリー!」
「はいはーい!アタしのこと呼んだ~?」
「おう。悪いが嬢ちゃんのサイズを測ってくれないか?いかんせんおれは男だからよ、、、。」
「りょうかーい。おっナちゃんじゃん。いらっしゃーい。どうしたの急に」
「ええ、旅に出ようかと思ってまして、、、。」
「そうかそうk、、、え?ナーちゃん旅出ちゃうの?!いつ戻ってくるの??」
「分かりません。」
「えー!いやだよー!!ナーちゃんいなくなったらアタし死んじゃうよー!!チラッチラッ」
この妙に明るいのがシャルリア。この店の看板娘だ。
「じゃあ測るよ~」
ー計測終了ー
「よっし、じゃあ明後日に来てくれ。それまでに在庫を確認しておく。」
「ありがとうございます。それでは」
「おう。じゃあな」
「行かないでー!ナーちゃーん!!」




